旋律はいつもドリン系

高校時代のマンドリンクラブの話です。
若干、ほんとのことをベースのフィクションです。

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(19)『棗田先輩の瞳は奥二重』by福田。なのじゃ。

2008年11月08日 19時30分02秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
目次
〈1章-はじまりは、こんなもん〉の最初から
〈2章-D線の切れる音〉の最初から
〈3 章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争〉の最初から
〈4章-スターウォーズと夏の日の恋〉の最初から

マンドリンクラブの部室からトイレは遠い。
ほぼ等距離に2カ所あるが、南トイレの方が少し遠い。

福田はわざと遠い方のトイレに向かった。しばらく1人になりたかったからだ。

棗田先輩の右手の指を思い出した。
綺麗な爪はピンクで光沢があった。何か塗ってるんだろうか?

ギターを持つ左手の手首を思い出した。
『くっ』っと曲げた華奢な手首。その曲げた角度が美しい。

制服姿の腰が細い。
顔がふくよかだから、ぽっちゃりした印象だが腰は細いのだ。

胸は?胸はよくわからない。あまり気にした事がなかったからだ。

彼女に一番多くギターを教えてもらった。

「こうやって弾くのよ」そう言って俺を見る目を思い出した。
奥二重の瞳はやさしげだ。

時々、何かの拍子で綺麗に二重まぶたが表れる。
左右のまぶたが揃えばいいが、大抵は片方だけだった。

一度それを指摘した。バカな俺。
怒ると思ったら、彼女は恥ずかしそうに目を手で被った。
ほんとうに俺はバカだ。今、気がついた。

「恥ずかしい。福田くん、見ないでーっ!」
両手で目を被ったので、口を思い出した。

唇が濡れたように光っていた。
リップとかいうやつを塗ってるんだろうか?

隣のクラスに、気になる女子はいた。
話をしたことはない。これからもしないだろう。
俺から告白することはない。恥ずかしいし、ふられるのが恐い。

彼女から俺に告白でもあれば付合うだろうが、それはありえない。
その子は俺の存在を知らない。

チハルは1年生のくせに、棗田先輩の事を好きなんだろうか?
藤本は好きだな!でも、あれはお姉さんに甘えてるようにも見える。

俺は先輩のことを、恋愛の対象として見た事がなかった。
先輩は俺のギターの先生だったのだ。そして、かつて八守先輩の彼女でもあった。

トイレが目的じゃなかったので、廊下の途中で立ち止まって窓から外を見た。
田んぼの向こうに低い山が連なっている。6時前だが、まだ日は高い。

自分の気持ちに気付いたら、一つ気になることができた。

八守先輩と棗田先輩が付合っていたこと自体は、
なんとも思わなかったが、あの2人…。

どちらが告白して付き合いだしたのだろう?

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コメント (2)   この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (ゆうこ)
2008-11-09 20:37:18
お久しぶりです。前よりペースはゆっくりですが、しっかり続きを書いておられ、いい感じですね。
頑張ってください。応援しています。
今日は、ある市の合唱祭でした。私たちは「時代」「島歌」を歌いました。なんか懐しくありませんか?
中島みゆきを歌い終わったあと拍手がきて、ドキドキしました。
ゆうこさん、ありがとうございます (チハル)
2008-11-11 00:48:30
コメントありがとうございます。
お久しぶりです。
「いい感じ」ほんとにありがとうございます。
ゆっくりペースでなく、ずっとスランプなのです。
そう言ってくださって、ほんとにありがたいです。
応援よろしくお願いします。
私のリアルの音楽活動は地元のギターサークルは
12月にクリスマスコンサートがあります。
それに向けて練習してます。
遠方のマンドリンクラブは
来年の3月にコンサートがあります。
9月に合宿がありました。
合唱をされてたんですね。
以前に合宿に行かれたとコメントされてて、
なんとなく、
吹奏楽とかと勝手にイメージしてました。

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