旋律はいつもドリン系

高校時代のマンドリンクラブの話です。
若干、ほんとのことをベースのフィクションです。

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(20)『13階段の1段目』byワシ。なのじゃ。

2008年11月11日 21時59分56秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
先輩が出て行って、しばらくは真面目に練習をしていたが、なかなか戻ってこないので、少しサボっていた。しかし、サボってるのがばれると怒られるので、音階練習(ドレミのスケール)を音量だけは大きく、うわの空で、しかも適当に弾いていた。 . . . 本文を読む
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(19)『棗田先輩の瞳は奥二重』by福田。なのじゃ。

2008年11月08日 19時30分02秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
棗田先輩の右手の指を思い出した。綺麗な爪はピンクで光沢があった。何か塗ってるんだろうか?ギターを持つ左手の手首を思い出した。『くっ』っと曲げた華奢な手首。その曲げた角度が美しい。制服姿の腰が細い。顔がふくよかだから、ぽっちゃりした印象だが腰は細いのだ。 . . . 本文を読む
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(18)『棗田先輩は美人なのか?』by福田。なのじゃ。

2008年11月05日 22時54分52秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
突然の言葉にワシの思考は一瞬停止した。停止した思考が戻ると同時に驚きと怒りが込み上げて来た。そんな馬鹿な。ワシには天使のよう棗田先輩と、何を考えてるんだか分からない八守先輩が恋人だったなんて、信じられない。きっと棗田先輩は八守先輩にダマされたんだ。そうに違いない。いや。もしかしたら頼り無い八守先輩に同情したんだ。ワシの中で、大阪もギターも江本の事も全部ふっとんでしまった。「そ、それは、ほんまですか?」 . . . 本文を読む
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(17)『チハルくん、頑張ってね!』by棗田。なのじゃ。

2008年10月31日 22時56分22秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
「めずらしく、八守君が江本君を教えてるわ。要所をピンポイントで練習してるの。さすがに教えるのが上手いわ八守君。江本君も飲み込みが早いし…」「はい。江本はさらに上手くなります。ずっと一人で個人練習をしているのと、先生が付きっきりで指導するのでは、かなり違ってきますから」「えっ。そうなんですか?それじゃあ、ワシは…」 . . . 本文を読む
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(16)『チハル、悪く思うなよ。』by八守。なのじゃ。

2008年10月24日 22時31分00秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
自分が人の評価を気にする人間だとは思わなかったが、気付いてしまったらしょうがない。我ながら新鮮な驚きですらある。この2日間は居心地が悪かった。福田の鈍感は知っているから、悪気が無いのは知っていた。何故あの時、些細なチューニングの狂いが許せなかったのか、自分でも分からなかった。 . . . 本文を読む
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(15)『明日できることは、今日やらない』by八守。なのじゃ。

2008年10月20日 22時09分43秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
「江本。ちょっと残って練習しようか」ワシと江本は驚いた。八守先輩は部活が終わると、すぐに帰るので有名だったからだ。八守先輩の口癖は。『明日できることは、今日やらない』すると居残り練習は、今日、必ずやらないといけないことなのか? . . . 本文を読む
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(14)八守先輩と福田先輩。なのじゃ。

2008年10月16日 22時07分26秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
入学式から1週間くらいたったある放課後、部長だった青山さんが新入生の福田と川田を連れてきた。本当かどうか知らないが、すぐ下の自転車置き場から拾ってきたそうだ。背の高い川田にはベースをさせて、青山さん自身が教えた。福田は先代ギタートップの久坂(くさか)さんが担当した。 . . . 本文を読む
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(13)笑っているのは口だけ。なのじゃ。

2008年10月09日 00時12分32秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
メロディーは繋がっていたが、誰かが止まると、代わりに誰かが引き継ぐという形の綱渡り。指揮者を見る余裕がある者は少ない。指揮者を含めて自信満々で演奏しているのは、間違いなく福田先輩ただ一人。 . . . 本文を読む
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(12)福田先輩が終わらせない。のじゃ。

2008年10月07日 21時10分52秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
ああ、もうだめだ。棗田先輩もあきらめた。右手をだらりと下ろして、天井を見上げた。つられて、藤本も天井を見た。残るは八守先輩と福田先輩。指揮をしている、古森先生がちらちらとギターを見ている。 . . . 本文を読む
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(11)ワシの師匠のバッキングを聴け!なのじゃ。

2008年09月29日 00時13分31秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
古森先生も練習というよりは、大会のエントリー曲ばかりで、単調になっていたクラブ活動に変化をつけたかったようだ。なにより先生自身がこの曲を演奏したかったのかもしれない。 . . . 本文を読む
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(10)『エーゲ海の真珠』は。かっこええのじゃ。

2008年09月28日 01時59分16秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
『エーゲ海の真珠』のギターの楽譜は最初のイントロを除いて、ほとんどバッキング。8(エイト)ビートで重音の連続だ。しかもクラシックギターでお馴染みの素直な和音(AコードとかBコードなど)ではなく、セブンス、ナインス、sus4、dimなど、未だによく分からない、『なんのこっちゃ』というコードがてんこ盛りだった。 . . . 本文を読む
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(09)福田先輩は上機嫌?なのじゃ。

2008年09月26日 22時50分41秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
福田先輩は、いかにも難しそうな楽譜が大好きだ。難しければ難しいほど、やる気が出てきて、目がキラキラする。よかった、よかった。この楽譜で機嫌が直ったみたいじゃ。ワシはこの後の居残り練習で、八つ当たりされはしないかと心配だったのだ。 . . . 本文を読む
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(08)ワシ、どうすればいいの?なのじゃ。

2008年09月20日 02時34分21秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
福田先輩が下から八守先輩を見上げる。爪が肌にくい込むほど、こぶしを握り締める。目が赤い。この雰囲気はちょっと、やばいんじゃないの? . . . 本文を読む
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(07)一触即発。なのじゃ。

2008年09月17日 00時31分49秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
初めて見る、福田先輩の焦った様子。自信満々にチューニングする、先程までの姿はどこにもない。1音鳴らすたびに、八守先輩の顔をうかがうしまつだ。やっと1弦が終わっても、2弦でも同じことが繰り返された。福田先輩の額から冷たい汗が落ちる。 . . . 本文を読む
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(06)入れ方、抜け方、その独特の間。なのじゃ。

2008年09月13日 21時37分10秒 | 3章-ワシと江本の八福(ハチフク)代理戦争
人徳なのか要領がいいのか、とにかく不思議な雰囲気の先輩だった。力の抜け方というべきか、入れ方というか、その独特の間。しかも、それは計算されたものではなく、八守先輩のごく自然な姿なのだ。 . . . 本文を読む
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