ブログ 「ごまめの歯軋り」

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ロシア 経済不況に苦しむ

2009年07月22日 | 時事問題
朝日新聞 2009年7月22日1時56分
ロシア、BRICs脱落の危機? 投資失速、もろい金融
 ロシア経済が昨秋の金融危機の後遺症から抜け出せずに苦しんでいる。金融部門のもろさが露呈し、エネルギー部門への過度の依存も経済の足を引っ張っているためだ。急速な経済成長を遂げる新興国の代名詞となったBRICs(ブリックス)からも脱落しかねない状態だ。
*BRICsと呼ばれるブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国のうち、インドと中国は昨秋の金融危機後も比較的高い成長率を維持している。ロシアはブラジルにも水をあけられ、国際通貨基金(IMF)の見通しでは、世界が回復へ向かうとされる10年も成長率は1.5%と、出遅れ感がいなめない。
*ロシアの傷が深いのは、国内の金融部門が脆弱(ぜいじゃく)で海外の資金に頼っていたからだ。国内銀行の不良債権の増加も不安要因だ。ロシア中央銀行などは、今年末の銀行の不良債権比率は10~20%に達するとみる。
*さらに先行きを難しくするのがエネルギー依存の経済構造だ。ロシアは、石油やガスなどエネルギー資源産業が、株式市場の時価総額や輸出金額の約6割を占める。「エネルギー関係に偏ったいびつな構造」とロシア経済の不安定性を指摘。


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