ブログ 「ごまめの歯軋り」

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エストニア ユーロ使用国に 

2011年01月04日 | 時事問題
asahi.com 2011年1月3日21時53分
エストニア、ユーロ移行「順調」 旧ソ連圏から初加入
 【ブリュッセル=井田香奈子】欧州連合(EU)の単一通貨ユーロの使用をエストニアが1日から開始し、EUの欧州委員会は3日、移行がスムーズに進んでいると発表した。1999年のユーロ導入以来17カ国目となるエストニアは、旧ソ連圏から初めての加入となった。

中・東欧10カ国のユーロ圏加盟のいきさつ
中・東欧圏といっても次の3つのグループで考えると理解しやすい。
①中欧5カ国:ポーランド、チェコ、ハンガリー、スロバキア、スロベニアはかってオーストリー・ハンガリー帝国に属し、工業化・市民社会・西欧文明を達成していた。ソ連の占領によって共産圏になったが、東欧の先進国である。
②バルト三国:エストニア、ラトビア、リトアニアはロシアへの長い従属の歴史をもち、ソ連の完全支配下で独自の通貨や中央銀行を持たなかった。
③東バルカン2カ国:ブルガリア、ルーマニアはギリシャとおなじく長いオスマントルコの支配下にあり、市民社会は形成されなかった。農業国として産業発展は遅れた。

 中・東欧10カ国は冷戦終了後それぞれの体制でEU加盟にいたった。社会主義国から市場経済への移行は経済が混乱しインフレも激しかった。中・東欧諸国の為替相場制度はバラバラであったが、1999年ユーロにペッグ(承認を得ずにかってに固定比率でユーロに連動)し、2004年欧州為替相場メカニズム(ERM2)に参加した。ERM2とはユーロに対して中心レートを定め変動幅を持った為替相場を維持する仕組み(固定相場制)である。ユーロに加盟すればERM2は自動的に離脱する。こうして中・東欧の通貨はユーロ圏に組み込まれた。ユーロの影響力はEU未加盟の西バルカン地域でも強まっている。クロアチア、セルビア、ボスニアでは国内通貨と並んでユーロが広く使用されている。
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