ブログ 「ごまめの歯軋り」

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橋本治著「ひらがな日本美術史」 3-16  伝岩佐又兵衛「豊国祭礼図屏風」

2007年03月09日 | 書評
伝岩佐又兵衛「豊国祭礼図屏風」・・びっしりとひしめくもの・・

 1604年(まだ完全には徳川の世ではなかった)豊臣秀吉7回忌の報告祭の馬鹿騒ぎを描いている。伝岩佐又兵衛の絵には1千人近い人物が幾つもの輪となって踊り狂っている。豊国人者の前庭では四座合同の猿楽が演じられている。赤い輪と白い輪の色の対比も面白いが、実に多弁な騒がしい空間をよく画いたものだ。




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