健全な民主政治には、政権交代が常に必要だ 第11回
アメリカ・イギリスの政権交代 (3)
アメリカは1981年レーガン大統領いらい新自由主義全盛期を迎え、ソ連邦・東欧社会主義国崩壊もあって、グローバル資本主義経済体制を絶対視してきた。ところが21世紀にはいって金融資本主義の問題点が噴出し2008年世界金融危機をまねいて、オバマ大統領の新自由主義からのチェンジが始まった。新自由主義を作ってきたのは、格差拡大(強者の自由)を信念とする伝統的な右派、経済界のビジネスリーダーと中産階級異常の市民、キリスト教原理主義者運動、新保守主義(ネオコン)といわれる知識人であった。1980年以来規制緩和、市場開放、民営化、減税政策をパッケージとして先進国に広がった。9.11から始まるブッシュⅡ大統領の戦争政策、小さな政府政策で国内社会は疲弊した。戦争と貧困・不平等をもたらした。それに取って代わったのが民主党のオバマ大統領である。オバマ大統領の行動はこれからであるが、金融機関の救済とGMの救済と前途多難である。グローバルニューディールという課題に国民の期待は集まっている。
(つづく)
アメリカ・イギリスの政権交代 (3)
アメリカは1981年レーガン大統領いらい新自由主義全盛期を迎え、ソ連邦・東欧社会主義国崩壊もあって、グローバル資本主義経済体制を絶対視してきた。ところが21世紀にはいって金融資本主義の問題点が噴出し2008年世界金融危機をまねいて、オバマ大統領の新自由主義からのチェンジが始まった。新自由主義を作ってきたのは、格差拡大(強者の自由)を信念とする伝統的な右派、経済界のビジネスリーダーと中産階級異常の市民、キリスト教原理主義者運動、新保守主義(ネオコン)といわれる知識人であった。1980年以来規制緩和、市場開放、民営化、減税政策をパッケージとして先進国に広がった。9.11から始まるブッシュⅡ大統領の戦争政策、小さな政府政策で国内社会は疲弊した。戦争と貧困・不平等をもたらした。それに取って代わったのが民主党のオバマ大統領である。オバマ大統領の行動はこれからであるが、金融機関の救済とGMの救済と前途多難である。グローバルニューディールという課題に国民の期待は集まっている。
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