ブログ 「ごまめの歯軋り」

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京都の仏像 永観堂 「みかえり阿弥陀如来立像」

2008年07月06日 | 京都案内
永観堂 「みかえり阿弥陀如来立像」 重要文化財

像高さ78cmの木像 平安時代の作 重要文化財 伝説によると東大寺の僧「永観」が背中に背負って都の禅林寺に運んだとされ、永観が念仏をしている時、阿弥陀像が歩きだして、立ち尽くす永観を振り返って「永観遅し」と言ったという。子供を振り返って見る、なんとやさしい母の様なお顔です。
禅林寺永観堂
永観堂は仁寿三年(853)の草創以来今日まで、幾多の文化人達の筆や口にもてはやされ、親しまれて、“モミジの永観堂”として千百有余年のかがやかしい歴史を持った京都有数の古刹です。
永観堂の歴史は、大きく三つの時代に分けられます。最初は真紹僧都から永観律師(ようかんりっし 1033-1111)が住職になるまでの約220年間で、真言密教の寺院としての時代です。次は永観律師から静遍僧都(じょうへんそうず 1166-1224)までの約140年間。この時代は、真言密教と奈良で盛んだった三論宗系の浄土教寺院でした。その後は浄土宗の寺院となりました。
永観堂を浄土教の寺院にしたのは、静遍僧都です。鎌倉時代の初め、源頼朝の帰依を受けた真言宗の学匠静遍僧都は、法然上人(1133-1212)の死後、その著「選択(せんちゃく)本願念仏集」にある念仏義を批判するために、再三再四読み下すうちに、自らの非を覚り、浄土教の教えに帰依されました。

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