Senboうそ本当

広東省恵州市→宮崎県に転居。
話題は波乗り、流木、温泉、里山、農耕、
撮影、中国語、タクシー乗務、アルトサックス。

山奥のダムまで、片道3時間。

2018年08月29日 | 空車&珍走&迷走

宮崎市内でのタクシー乗務なので、ワイルドな山道を走らせることはほとんどありません。なので今回の話は、かなりレアケースです。県庁の関係者を乗せて、綾町の山奥にあるダムまで片道3時間かけて運転しました。売上げは2万円ほど。
こういう金額の大きい仕事は、乗務員にまんべんなく配分することになっています。2年半勤続した私にようやく回ってきたということは、次の機会は2020年のオリンピックイヤーでしょう。

綾町にある目的地ですが、昨年の自然災害でダムの手前の林道が通行止めになったままです。正規のルートであれば2時間かからない行程ですが、ぐるっと小林市まで迂回しなければならないので、1時間余分にかかりました。しかも途中に峠越えのコースがあります。ところどころ道幅が狭くなっていて、譲り合わなければクルマのすれ違いができません。地元の人か工事関係者ぐらいしか使わない道なので、交通量は極めて少ないですが。

指令を受けた時は、2万円という数字に心躍らせましたが、高速道路をぶっとばしての2万円とは大違い。とくに峠越えのコースは神経を消耗しました。後部座席に乗ってる2名の命が私の腕と注意力にかかっています。昼間の走行だったので視界ははっきりしてましたが、走り慣れない林道なので気が抜けません。(今回は往路のみの乗務。なので往復6時間かけて2万円という計算。つまり1時間3300円)

目的地の手前8kmぐらい、県道から林道へと分け入る地点に 「この先 綾町へは抜けられません」 というたて看板。そこからしばらく走って、ちょっとしたハプニングがたて続けに起きました。

20~30kmの速度でくねくねした林道を走っていたら、前方20mほどの距離でゆっくり木が倒れてきました。直径30cmほどあります。木の下に辛うじて通り抜けられる空間があったので、立ち往生には至りませんでしたが、かなり際どいタイミングでした。
このあたりは落石もひんぱんにあるようです。途中あちらこちらのガードレールが変形してます。直線コースなので落石の仕業としか考えられません。 「これまで何か事故はありませんでした?」 お客さんに質問したところ 「幸い怪我はしてませんが、落石が乗ってた車の天井に直撃」 という事件があったそうです。 「この仕事は命懸け」とおっしゃってました。

さらに林道の先へと進むと、前方になんと野生の鹿が1頭現れました。体高は1mぐらい、角がないのでメスだと思われます。クルマが近づくとどこかへ姿をくらましてしまいましたが、こういうハプニングなら大歓迎です。残念ながら写真はありません。

目的地でお客様を降ろしたら、すぐ回れ右をして市内を目指しました。本来なら休憩を取った方がいいんですが、すでに16時、なるべく明るいうちに山から下りたかったからです。帰る途中、ルートを間違えるという小さなミスもありましたが、なんとか修正して宮崎市内に戻ることができました。やれやれ

 

※宮崎県の山間部にあるダムですが、ダムによって「宮崎県」「電力会社」「国」と管轄が異なるそうです。今回のダムは「宮崎県」の施設。365日、交代勤務で職員が張り付いて監視しているそうですが、他に夫婦が住み込みで監視しているというダムもあるそうです。だったら盆とか正月、親族の葬式の時はどうなるのか? やむをえない場合は他の職員が一時的に代行するそうです。

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