木偶房 日日録

江上之清風 山間之明月

開門落葉多

2018年11月04日 | 茶湯記
今月は「炉開き」です。
お稽古も風炉から炉に変わりました。
今日は、炭手前のお稽古、濃茶のお稽古、薄茶のお稽古と盛りだくさんです。

掛軸は、「開門落葉多」でした。

「門を開けば落葉多し」
雨音を聞いているうちに寒い夜更けが過ぎ、
夜が開けたので門を開けてみると、あたり一面葉が落ちていた。
雨音は、実は枯葉が軒先を叩く音だった。
聴雨寒更尽 開門落葉他

これを、紀貫之が詠うと
「秋の夜に 雨と聞こえて 降りつるは
 風にみだるる 紅葉なりけり」
となります。

秋も深まりつつあるようです。
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