5月28日弘前市で開催された「原発と食の安全講演会」で発表されました。以下その内容です。
◇「リンゴの秘密に迫る―アップルペクチンによる門脈血浄化とセシュウムの排泄効果」
(富山医科大学田澤賢次医学博士)
ロシアBELRAD研究所によるチュルノブイリ原発事故で被爆した子供たちへアップルペクチン添加食品物を服用させた結果について、「添加食品物を投与(1日に5グラムを2回)したところ、セシュウム―137の放射能レベルが平均30~40パーセント減少を示した」ことを紹介した。
また、同研究所ではこの結果から放射能に汚染された領域に住むすべての子供たちにアップルペクチンの添加食品を継続して供給するよう勧めているという。
また、アップルペクチンはシトラスペクチン(かんきつ類に含まれる)などと比較しても静菌作用に優れ、体内の悪玉菌を抑制する力が5倍強いとし、アップルペクチンを含む食品を積極的に摂取するようよびかけた。
品種別のペクチン含有量では、「王林、ふじ」が多く(紅玉0.6パーセントに対し王林が1.8パーセントと高い。
最後に「リンゴの皮にペクチンが多いので毎日2個程度を皮つきで食べてほしい」と締めくくった。