キタカゼとタイヨウ

「意識不明の重体」「重症びまん性脳損傷」から奇跡的に回復、社会人になった息子のこと。母の読書記録などなど。

学年主任と息子との面談

2016-02-11 10:42:30 | 交通事故・高次脳機能障害
息子たちの学校は一学年320名すべてが学年主任と面談をする。
入学から3度目の学年主任との面談。

息子は進路希望調査の紙に

  「未定」

と書いて提出したそうだ。

客観的にみた自分の状況
 ・記憶力は徐々に回復しつつあるが、以前の2割程度と自分は感じていること
 ・暮れに行った高次脳検査の結果のこと
 ・自転車に乗れない不満、不安のこと
 ・もし、合格しても一人暮らしができないかもしれないこと
 ・家から通える距離にある工学部は国立しかなく、数学の成績が戻らない現状では不安なこと
 ・得意だったはずの数学の成績がなかなか戻らないこと
 ・物理の授業が楽しいこと
 ・年明けに起きたてんかんの発作のこと
等々・・・

きっと先生は以前の息子と話しているように受け取ったのではないかと思う。

 まだ事故から7か月半。
 回復途上であることは明らかで、進学をあきらめるのは早い

と言われたそうだけど、周りはすでに受験準備に入っている。


もっとも、息子は持って生まれた楽天的な性格のせいか、
事故後に獲得した悩まない性格のせいか、
焦りもなく、「なんとかなるさぁ~」と思っている様子。

3人の子どもの中で、大した勉強もせずに一番いい成績を修めてきた息子に

 期待していなかった

と言ったらうそになる。

上の二人の娘のように必死に頑張るタイプではないだけに不安もある。

でも、なんだかんだ言っても

 生きていること。
 学校に戻れたこと。
 みんなと一緒に三年生になれそうなこと。

それで十分だと思ってしまうのも、また確か。
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