さきたま自然日記(別館)

埼玉中心になんでもありの写真日記です。
花鳥風月、自然を中心に撮ってます。

カッコウ雌の幼鳥??

2021年09月15日 | 野鳥
トケン類の赤色タイプの続きです。
トケン類では、赤色タイプと呼ばれる個体が時々観察されます。
自宅に帰ってから、いろいろ調べてみたのですが、赤色タイプについての資料が少なく、なかなか結論が出ませんでした。
日本では、ツツドリの赤色タイプが有名ですが、実は、カッコウやツツドリでも観察されています。
文一総合出版の「野鳥が識別できる本」に、参考になる記述がありましたので紹介しておきますね。
赤色タイプのトケン類は・・・・・
不思議なことに、それらのほとんどが雌らしく、特に、カッコウでは、幼鳥時代だけに見られ、成鳥の観察記録はないそうです。
カッコウの幼鳥の赤色タイプは、成長する段階の換羽で成鳥の羽衣に変化すると思われています。
 
では、今回の子は?? 大きくトリミングした写真を載せておきましたが、後頭部に白斑が??カッコウ雌の幼鳥?
 
 
ここで、巷で知られている、カッコウとツツドリ・ホトトギスの違いを整理してみました。
一番分かりやすいのは、鳴き声なのですが、残念ながらこの時期は、鳴き声を聞くことができません。
(少なくとも、私は聞いたことがありません。)
 
大きさ:カッコウが一番大きく、次がツツドリ、一番小さいのがホトトギスですが、並んでくれないと区別しにくいですね。
虹彩:カッコウ(黄色)、ツツドリ(赤褐色)、ホトトギス(暗い赤褐色)ですが、これも光の具合で微妙に変化します。
腹部の横班:カッコウ(11~13本)、ツツドリ(9~11本)、ホトトギス(7~9本)で、ホトトギスが一番粗いです。
下尾筒の班:カッコウ(細くて疎ら)、ツツドリ(太くてはっきりしてる)、ホトトギス(黄白地で有ってもわずか(個体差あり))
 
 
上と下の写真は、ちょうど飛び立つところを後ろから撮ったものですが、尾羽と下尾筒の様子が見えます。
どうでしょうか? 上の写真の尾羽には白斑が見え、下尾筒には、わずかに班があるように見えますが、少ないです。
これはホトトギスの特徴??   しかし、腹部の横班は11~12本ありそうです。
 
 
また、赤色タイプのホトトギスは尾羽の白斑が、ツツドリの赤色タイプに比べてよく目立つとのこと。
 
 
しからば、この子はホトトギスの赤色タイプ???・・・・・でもなさそうですね。
 
 
背中の写真をトリミングしたものです。
頭の横じまがはっきりしていて、縞模様がはっきりしてるのは。ツツドリの赤色タイプの特徴??
でもツツドリではなさそうですね。
 
 
結論:間違ってるかもしれませんが、悩んだ挙句、「カッコウ雌の幼鳥」と結論付けました。
下尾筒や腹部の横班などは、成鳥か幼鳥かによって、また個体差もあるので、後頭部の白斑で判断しました。
また、カッコウの赤色タイプは雌の幼鳥にしか見られないようなので・・・・
*間違ってたらご指摘くださいね。
 
 
参考までに、昨年同じ場所で撮ったツツドリと、カッコウの幼鳥(雄か?)の写真を載せておきます。
1枚目がツツドリですが、下尾筒の班がはっきり出てます。腹部の横班は10~11本??
 
 
そして、次のの2枚がカッコウの幼鳥です。後頭部の白斑がはっきり見えます。
カッコウの虹彩は、成鳥は黄色ですが、幼鳥は暗色なので、紛らわしいですね。
 
 
 
*gooブログの編集投稿画面の様式が少し変わったようですね。
 写真がそのまま編集画面に出て、イメージしやすくなりましたが、慣れるまでちょっと違和感が・・・・
 

コメント (20)   この記事についてブログを書く
« ヘクソカズラも綺麗? | トップ | センニンソウ(仙人草)など... »
最新の画像もっと見る

20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
杜鵑類の見分け方 (fukurou)
2021-09-15 08:01:44
ソングバード様
おはようございます。
トケン類の見分け方はよく分かりません。
そもそもホトトギス、ツツドリ、カッコウの中で見たことのある鳥、写真に撮った鳥はカッコウのみ。後は声だけです。
ツツドリの鳴き声は家からでも聞こえることがあります。
このブログの文章コピペさせてください。
参考にします。
Unknown (country walker)
2021-09-15 09:34:54
トケン類の識別。
実に難しく、自分が分かるのは今日紹介していただいたカッコウの幼鳥だけ。
後は写真だけでは本当に難しいですね。
夏ならば特徴のある鳴き声で判断できますが。
今の時期、ツツドリとカッコウの成長が現れた時果たして???
こんにちは (ポージィ)
2021-09-15 10:56:24
それぞれの特徴とお撮りになった個体とを照らし合わせながら熟考されていく過程を
読ませていただきながら、いやいやこれは難しい~~と溜息がでました。
悩みつつソングバードさんが出された結論は、カッコウ(雌)の幼鳥。
だとしたらかなり珍しい出会いということになるのですね♪
合っていてほしいです~
Unknown (maria)
2021-09-15 12:51:34
ソングバードさん、こんにちは。
トケン類と言うのですか、大きさも比べて見なければ私には判りませんね。
声は判りやすく聴いたこともありますが、姿をちゃんと観たことも有りません😅
ご説明を拝読して私も調べてみました。
やはり頭の白斑が、カッコーの幼鳥の決めての様ですね。
ソングバードさんに一票です👏
いつも有難うございます。
こんばんは (ここあ)
2021-09-15 18:13:19
ソングバードさん、
トケン類は識別が難しすぎますね。シギやムシクイと同じくらい、いや一番むずかしいかも。
鳴くと一番いいのに、この時期は鳴かないので、こちらが泣きたくなりますよね。笑
そちらにはまだトケン類がいるのですね。私の所には多分もういないと思います。
おはようございます (ソングバード)
2021-09-16 05:48:06
>furouさん
トケン類の識別、文章に書くとこのようになるのですが、実際、実物を見てもなかなか判断が付かないことが多いです。
でも、典型的な個体もいるので、ぜひ参考にしてみてください。
王悪の立てればいいのですが!!
一番分かりやすいのは鳴き声なのですが、残念ながら秋は鳴いてくれないんです。
おはようございます (ソングバード)
2021-09-16 05:52:45
>countyry walkerさん
今回、カッコウ(?)の赤色タイプは初めてだったので、迷いました。
毎年ここでは、カッコウとツツドリが見れるのですが、しばらく滞在してくれそうなので、じっくり観察してみたいと思います。
本当は鳴いてくれれば一番分かりやすいのですが!
おはようございます (ソングバード)
2021-09-16 05:56:50
>ポージィさん
久しぶりの鳥撮りで、楽しんできました。
今回のように、撮った後で悩むことが多いのですが、調べれば調べるほど???マークが!!
それほどトケン類の識別には苦労することが多いです。
特に、カッコウの赤色タイプとの出会いは初めてだったので迷いました。
合ってればいいのですが・・・・
おはようございます (ソングバード)
2021-09-16 06:01:30
>mariaさん
トケンは漢字で「杜鵑」、もともとホトトギスの古名なんです。
今は、はカッコウ科の仲間のことを、総称して使います。
この仲間、鳴いてくれると分かりやすいのですが、秋は鳴かないので苦労してます。
今回はカッコウと判断しましたが、会ってるかどうか???
mariaさんに保証していただけると安心です。😊
おはようございます (ソングバード)
2021-09-16 06:04:36
>ここあさん
トケン類の識別難しいですね。
個体差もあるし、さらに幼鳥の容貌が違うため、いつも悩んでます。
今の時期、こちらでは、カッコウとツツドリがメインですが、桜の木の毛虫が大好物!!
毛虫がいる間10月ごろまで楽しめそうです。

コメントを投稿

野鳥」カテゴリの最新記事