今年は登場が遅れていたムツバセイボウ(六歯青蜂)が、やって来たということで、早速、行ってきました。
9月23日(秋分の日)、祭日で、ムツバセイボウの愛好家さんも多いのではと、心配したのですが・・・(例年、姿を見せるのは8月末)
着いて早々「竹筒トラップ」があるところを覗いてみると・・・・・1匹だけでしたが、いましたよ!
体長10ミリほどの小さなハチで、興味のない方は見逃してしましそうな蜂です。ハエのように見えるかも?
竹垣やわらぶき屋根の竹筒やヨシ筒に巣を作って子育てをするハチの仲間を観察する「竹筒トラップ」。
ここに巣を作るヤマトフタスジスズバチなどの巣を狙ってやって来るのが、ムツバセイボウです。
この日は、ご機嫌がいいのか??それとも入念な下見をしてるのか?? 飛び立つこともなく、小一時間ほど付き合ってくれました。
いつもだと、チョコマカ動き回って、撮るのに苦労するのですが、この日は格別。引いたり寄ったり自由自在に撮ることができました。
しかも祭日にもかかわらず、他に愛好家さんもいなくて、一人撮り放題です。(ムツバセイボウ中心に撮ってるので、水平バランスは無視してます。)
ムツバセイボウについては過去2回ほど詳しく触れてますが、今回は、まずその雄姿をご覧くださいね。
「飛ぶ宝石」と云われるセイボウの中でも特に小さなムツバセイボウですが・・・・・
頭胸部は紫青斑をもつ青緑色、腹部は紫青色で、各節後縁に紅金色または緑金色の横帯がある綺麗なハチです。
セイボウの仲間は寄生バチで、それぞれ固有の寄生宿主を持ちますが、このムツバセイボウは、主に、ヤマトフタスジスズバチなどの巣に寄生します。
宿主が木の中に作った巣の中に産卵し、幼虫は宿主の幼虫を食べて育ちます(捕食寄生)
どの巣がいいかなあ~!!
左右サイドから撮ってみました。
いっぱい撮ってくださいとばかり、こんな状態でフリーズ!!
こちらの方がよく見えるかな??
今まで3年続けて撮ってきましたが、今回ほどゆっくり撮れたのは初めてで、写真の整理が大変。
2回に分けて載せていきますが、次回はムツバセイボウの名前の由来になったムツバ(六歯)の様子なども載せる予定です。