亡国のクライシス+

ネット投稿の「地元が勧める牛タン店」は勧められない

記事の投稿者は仙台のタウン誌。10軒余りの牛タン店を掲載しているが、違うなと思う。個別の牛タン店の名前は出さないが、そのほとんどがタウン誌に広告を載せたことがある店。まずいわけではないが、特におススメというわけではない。ひとつの店を除けば、ほとんどが外国産の牛タンを使用している。ここに仙台に牛タンの店が多い理由が隠されている。仙台市の商社、カメイが外国産牛タンを独占的に輸入しているからだ。カメイはまともな企業である。ミヤギテレビの大株主でもある。
しかし、仙台で本当の牛タンを食べるのなら、国産牛タンのほうがはるかにおいしい。輸入冷凍牛タンを食べておいしいとはは言わないで欲しい。まったく別物である。そして、これらの店は商業主義でなく、常連相手の小さな店舗だからガイドブックに載ることもない。
じゃ、その国産牛タンを使っている牛タン店を紹介しろと来るだろうが、他人にエリアを荒らされるバカなことはしない。本当においしい飲食店は自分で探すべき。ヒント。3年ほど行ってないし、このコロナ禍で今もあるかどうかはわからないが、ひとつは文化横丁にある。
牛タンに限らず、タウン誌も地元テレビ局も飲食の情報力はほとんどない。広告主とかネットで見つけた店を紹介しているだけだ。一番の情報は仙台卸売市場の食肉担当者に聞いてみることだ。彼なら市場に入って来る国産牛タンの行き先を知っている。まずはタウン誌やテレビは信用しないことだ。

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