つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

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神様でGO!

2006-08-12 17:05:45 | SF(国内)
さて、SFってなんだぁっけなんだぁっけ♪ の第620回は、

タイトル:神狩り
著者:山田正紀
文庫名:ハルキ文庫

であります。

大学の学部長にさえ妬まれるほど、若くして情報工学の助教授になった島津圭助は、あるミステリー作家だと言う男の依頼で神戸市で花崗岩石室の内壁にある「文字」を調べていた。
そのとき、突然の落盤事故で作家は死亡、生き残った圭助は、しかしこの事件で研究室を追われてしまう。

その文字……古代文字の解読に挑み始めた圭助は、その解読に必要な機材、特にコンピュータを必要としており、それを提供すると言う人物の提案に乗るが、そこで拉致され、1ヶ月以上の軟禁、研究生活を余儀なくされる。
その後、ようやくそこで出ることが出来たあと、そこで出会った宗と言う青年に連れられ、ある老人と霊感能者の女性に出会う。
そこで語られた神の存在。

古代文字という神の存在を実証するものを見せつけ、その存在を脅かす者を消し、自らのもとへたどり着けないことを暗い愉悦をもって嘲笑う悪意に満ちた神。
圭助は、様々な出会いとともに神を狩るための決意を固めるが、同時におなじ志を持つ老人や仲間となった青年、惚れた女性などを次々と失う。

自身を喪失する中、圭助は新たな協力者を得て、神と戦う……狩るために進んでいく。

あー、はいはい。
言語学か何だか知らないが、いちいちうざったい理論なんか書いてくれなくて結構。
こっちは物語を読みたいんであって、古代文字の解読だろうが何だろうが、ぐだぐだとまったく読む気も起きないことを書き連ねてくれたって読まないし(笑)

それにしても、ほんとうに説明のところはホント読む気がしないねぇ。
SFだからとは言わないけど、こういう小難しそうに理論をこねくり回すのは嫌い。
特に、物語の中にいろいろと散りばめて、ラストとかに収斂する、と言うわけではなく、そう言う話だけしかしない部分を作ったりするところもなんかねぇ。
別に、こっちはあんたのご高説を賜るために、金払ってんじゃないんだからさ。
それなら新書なり論文なりを読むよ。

実際のところ、読んだあとで思ったけど、あんな理論だのの説明なんかこれっぽっちもなくても、物語としてはふつうに読める話だったしね。
ただ、ラストがねぇ……。
相手が神と言うことだからなかなかオチをつけにくいのかもしれないけど、あのラストはいただけない。
総じて言うと、結局、落第。
SF好きでストーリーよりも説明好き、なんてひとがいればオススメかもしれないけど、そうでなければ手に取るのは金の無駄。
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