つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

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社だったら……

2006-08-03 22:21:32 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、どっかにありそうな会社の名前になりそうよねぇの第611回は、

タイトル:蛍火の社へ
著者:緑川ゆき
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:携帯で初代「女神転生」やってるLINNで~す。

扇:PSでアーク・ザ・ラッド2をやってるSENでーす。

鈴:ラッド? ラットじゃなかったのか、あのゲーム……。

扇:ラッドだっ!
戦闘中にキャラが喋りまくることで、割とライト層に受けの良かったゲームだ。
1は開発期間が足りなかったのか、エンディングですげぇオチをかましてくれたがな。

鈴:喋りまくるかぁ。
PS1にしてはそれはなかなか……って、喋るのは当たり前だよなぁ、PSになってからは。
……にしても、そのオチってのがけっこう気になる……(笑)

扇:古いゲームだから言っちゃおうか?
ここからが本当の戦いだ! みたいな所でいきなりエンディングを迎え、1の主人公達は犯罪者として追われる……で、スタッフロール。
をい、敵の黒幕どころか幹部もまだ残ってるのにここで尻切れトンボかよっ! と多くの方が絶叫したらしい。
このためか、完結編として出された2の方はボリュームが凄いことになっていた。

鈴:うわぁ……。
1でこけてたら2出させてもらえなかったんじゃないか?

扇:SCEがブランドとして売り出しにかからなかったらヤバかっただろうな。
ちなみに、2に関してはガンガンで出てた漫画が異様に出来が良かったので、そのおかげもあるかも知れん……打ち切りで終わったのは残念だが。(笑)

鈴:あ、そうなの? まぁ、確かにSCEが絡んでると何とかならぁわなぁ。

扇:ま、まぁ……2は反省したのか、結構面白かったぞ。
で、携帯版の女神の方はどうなんだ?
移植ってことでパスワードではなく、バックアップ方式になってるんだろうけど。

鈴:ほう、ならいまのを終わらせたらやってみてもええかな。
で、メガテンだが、懐かしいぞぉ(笑)
完全移植だけあって、グラフィックが綺麗になってる以外はホント、そのまんまだ。
いまはマズルカだが、ちとレベルを上げすぎなのか、オート戦闘ですべてOKになってんだよなぁ。

扇:メガテンのオート戦闘は有り難かったな~、どこぞの僧侶みたいに不死系怪物に即死呪文かますなんてコントやらずに、ひたすら殴るだけだったからな。
ただ……オートだけで戦ってるって、助っ人外人だけで戦ってる野球チームみたいで寒いぞ。
って、こっちでもレベル上げ病かい……。(笑)

鈴:違うっ、断じてジャイ○ンツとは違うのじゃっ!
こっちはきちんと主人公たちのレベル上げて強い仲魔を得ているんだから、あんな腐れ球○と一緒にするなっ!!!!!!!!!
……って、まぁ、レベル上げ病は、最近苦にならなくなったからな。
メガテンもそうだが、ヴァルキリー・プロファイル2もだし、テイルズ・オブ・リバースも延々レベルアップかましてるからなぁ。
ってか、なんか戦闘時に苦労するの、ヤなんだよねぇ。

扇:堂々と言ってんぢゃねぇか。
主人公のレベルを上げる=財力を蓄える、と解釈するとピタリと符号するんだがなぁ。
ま、戦闘時に楽したいのは解るよ。ボス戦で回復だけに追われて、ジリ貧に追い込まれるって、かなり嫌だしねぇ。

鈴:まぁねぇ。
でも、いままではストーリーを先に進めることを主眼に置いてたから、レベルがけっこう足りなくて、レベル上げがめんどくさかったんだけどね。
最近は、もうぜんぜんレベル上げを苦にしなくなったなぁ。

扇:レベルの付加価値に心惹かれだすと、作業が苦にならなくなるんだよな。
そして、最終的に強い助っ人を駆使して自分は何もしなくなるわけだ。(笑)

鈴:……しなくなったなぁ……。
特にメガテンはレベル上げれば上げるほど、強い仲魔が手に入るようになるからなぁ。
ちなみに、いまの前衛はすべて仲魔だ(笑)
そして前衛3匹がすべて主人公たちより素早さが上(意図的)だから、さくさく敵を倒してくれるんだよなぁ。
らくちんらくちん(爆)

扇:なんつーか、現実臭いことやってるなぁ。
画像にして考えると、ハンディコンピューターを手にした学生が、魔物同士の戦いを見物してるわけだし。
実際問題、悪魔に混じって鉄剣や拳銃で戦いたいかって聞かれたら……まず間違いなく遠慮します、って言うだろうしな。
ま、君の場合、単に考えなくてもザコが倒せるからってだけなんだろうが。(笑)

鈴:当然っ!(笑)
げぇむなんだから、そんな現実臭く考えるわきゃないって。
……っと、そろそろ本題に入らんとあかんかな。

扇:では、記念すべき木劇第一回で紹介した緑川ゆきの短編集です。
この方の短編集は、もう一冊『アツイヒビ』がありますが、趣味でいくとこっちかな。

鈴:そうねぇ。
らしい作品って言えばらしい作品ではある。
と言うわけで、ストーリー紹介……って短編集だから、ストーリーとキャラ同時にやるかね。
ってなわけで、CM~。

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つれづれ読書日記、爆睡中

『作家別目録』、新しい作家を追加してないぃぃ……。
『怪しいページ』、あったっけそんなの……。
御覧になりたい方は、最新記事の『目録へのショートカット』、もしくはこちらから!
で、さらに実はこんなん作ってみましたの『閃凛電脳遊戯館』。古今東西の新古取り混ぜたゲームの四方山話のサイトでございます。


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扇:てなわけで、先週ちょっと予告した『閃凛電脳遊戯館』を見切り発車致しました。
リンクの方にも入れてあるので、木劇ファン及びゲーム好きの方はのぞいて見て下さい。

鈴:まぁでも、往年からのゲーマーにはなかなか楽しいものにはなろうかとは思うぞ(笑)
と言うわけで、ストーリー紹介……って短編集だから、各話ごとに。
まず「花唄流るる」
旧校舎から流れるギターの響きに惹かれた島(ヒロイン)は、そこでその響きのもとである上級生の女性と同級生の男子生徒藤村を知り、次第にその調べの中から藤村への思いを醸成させ……と言うお話であります。
キャラは、ヒロインの島さんと相手役の藤村。
島は委員長タイプと言われる割には、ギターの音色に惹かれるあたり、感性タイプのかわいらしい女の子。
藤村は粗暴ながら実は幼馴染みの先輩に心惹かれていた繊細なタイプと、けっこう「あかく咲く声」のおふたりに通じるものがあったりしてね。

扇:藤村君って……ガキだよね。
まーあれだ、某万里が得意な甘酸っぱい恋愛を描くには不可欠のキャラではある。
島に限らず、この方の描くヒロインは儚いイメージのキャラが多いよなぁ……別にこれから死ぬってわけじゃないんだが。(笑)
何にせよ、緑川ワールドを知る人にとっては、安心して読める定番作品ではある。

鈴:まぁなぁ……ってそれを言うな(笑)
にしても、次の表題作「蛍火の社へ」はもっとそんな感じだがね。
と言うわけで次はその「蛍火の社へ」
夏休み、祖父の家にいた少女、竹川蛍は、ある森でギンと言う、人間に触れられると消滅してしまうと言う青年に出会う。
幾年月を重ねても変わらない、半分妖怪のギンと毎年夏の日々を過ごす蛍は、いつの間にか小学生から中学生に、そして高校生になる。
生活の中で好きなひとも出来るようになった蛍の中で、けれどギンの存在はいつも特別。
そんな高校生になったある夏の日、蛍はギンに妖怪たちの夏祭りに誘われ、思い出に残る時間を過ごす。
だが、そんな夏祭りの中、ギンは妖怪の夏祭りに迷い込んだ人間の子供に触れ……。

っと、なんかいつもな感じのレビューだなぁ。
キャラ紹介もする必要もないくらいに書いちまったな、こりゃ(笑)

扇:おそらく、緑川短編の最高峰。
とにかく切ないっ!
距離が近づく=別れが近づく、って時点でかなりハードコアな設定なのだが、それに加えてメインキャラの性格が『あかく咲く声』の二人そのまんま。
つまりこれ、決して相手に触れることのできない辛島と国府の話なのだ……もう泣くしかないね。
ラストがかなり美しいので、ファンは絶対読むべきだと思います。

鈴:絶賛してるな、これは。
まぁ、確かにらしい作品で、しかも余韻が素晴らしい作品ではある。
では、次の「くるくる落ち葉」
ヒロインの椿は、幼いころに出会った楓の家庭事情などから、楓を守るニンジャになると宣言し、ほんとうに忍者さながら、楓を守り続けていた。
けれど、成長した楓はいつの間にか椿の手を借りなければならない少年から、青年になり、椿はアイデンティティのひとつを失い、悩むことになるが……。

ってな感じで、あ~……まぁ、あえて言うまい。
相棒が言うだろうから(笑)

扇:えー、凄まじい大コケをかました『てるてる少年』を思わせる、男女立場逆転物です。
実際のとこ、小学校ぐらいだと女の子の方がでっかくて強かったりするのよね。
で、高校生ぐらいになって、図体も性格もでかくなっちまった幼馴染みを見て落胆、もしくは、堕ちるというのは、定番のネタ。
でもこの短編、ネタだけで終わってて、+αがまったくないのはかなりきつい……。
この作者が破天荒な元気印少女を描くのが下手! というのもあるけど。

鈴:えー、定番の守ってあげる君と実は守ってくれなくてもいいのよちゃんの、定番を逆転しただけの話だぁやね。
じゃぁ、次の「ひび、深く」
いま、大流行の兄妹ネタで、離婚し、離れていった兄、蒼と、復縁したことから再会した妹、律のお話。
元々中によかった兄妹。離ればなれになって数年、再会した兄への思いを自覚しつつ、兄妹であるが故に思い悩むふたりの、日常の中での物語、と言えるだろうねぇ。
……って、結局、これも緑川の真骨頂、と言えるキャラで、キャラ紹介が必要ないくらいのお話だーやね。

扇:で、ぢつは兄貴は本気で妹に惚れてたりとかして……って、ま、定番だわな。
こういう作品見るたびに、これ実際に兄弟いる人が描いてるとしたら凄い根性だな、と思う。
幼馴染みにしても、ありえねー、ってツッコムしかないしなぁ。

鈴:なーに、兄弟がいるからこそ、こーゆーかっこよくて、やさしい兄貴だったらなぁ、なんて思うんだろう、きっと(笑)
そこはそれ、夢想でしかない夢を求めるのと、ある意味、現実的な夢想を求めるのとの違いではないかえ?
……と言うことで、今回の木曜劇場はこの辺で締めであります。
では、さよ~なら~

扇:ある意味、永遠のロマンなんだろうがな。
って、かなりあっさりとシメたな。
全体的なバランスはちと難がありますが、表題作の『蛍火の社へ』が群を抜いていいので、それだけのために読んでもいいかも。
ただし、緑川作品を一度も読んだことがない方は先に『あかく咲く声』を読むことをオススメします。
では、さようならぁ~



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