とぎれとぎれの物語

瀬本あきらのHP「風の言葉」をここで復活させました。小説・エッセイをとぎれとぎれに連載します。

読書する女

2012-04-29 00:22:47 | 日記
読書する女




「読書する女」フラゴナール ( 1732年-1806年 フランス ロココ)

 前回のアンドロメダの画像とは対照的な女性像である。この絵は複製が我が家にある。だからいつも眺めていた。
 しかし、長らく経ってから出してよく見ると、またまた化けていた。何と逞しい女性であることか。体躯ががっしりしていて、手にした本がおかしいほどちっぽけに見える。読書しているのだが、その若さのため心の中は躍動しているのである。それが眼の表情でよく分かる。心静かではない。若さは時に危うく見える。だから美しい。女性とはかくなるものだ、と納得させる作品だと私は考えている。・・・京子さんの今の心の中を、この絵と前回の絵は象徴的に表現していると思った。


 二人展の作品はすべて発送されたと古賀画伯から連絡がありました。

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