まにあっく懐パチ・懐スロ

古いパチンコ・パチスロ、思い出のパチンコ店を懐古する
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マリーナ(マルホン、一発台)

2012-03-08 03:23:06 | 一発台
1989年(平成元年)にマルホンから登場した一発台「マリーナ」。
 
 
 
ゲーム性は、以下の通りである。
 
(1)天下の「V POCKET」と書かれたチャッカーに玉を入れる。
(2)チャッカー入賞で、その下の二桁デジタルが回る。
(3)デジタルに1,3,5,7,9のゾロ目が出ると権利発生。(デジタル確率は1/5)
(4)デジタルが揃うと、中央ヤクモノの上部シャッターが5.8秒開放する。
(5)シャッター開放で、デジタル下の2回開きチューリップ(中央)への入賞ルートができる。
(6)中央チューリップ入賞で、盤面両サイドの2回開きチューリップが開放。
(7)サイドチューリップ入賞で、再びヤクモノのシャッターが5.8秒開放。
 
 
後は、(4)~(7)の流れを繰り返し、チューリップの連動で出玉を稼いで行く。
 
なお、中央ヤクモノ内部にも入賞口があるが、チューリップが開く等の連動性はない。、単に大当り時の連動性を邪魔する「パンク誘発穴」にすぎなかった。
 
 
 
スタートチャッカーに入賞さえすれば、デジタルは1/5の高確率で大当りに繋がる。一発チャッカーに飛び込んだ時の興奮度は、当たり前だがデジパチとは比べ物にならない。ただし、デジタルが肝の一発台だけに、チャッカーへのアプローチは相当シビアであった。
 
 
大当り後は、左サイドと下段中央チューリップに連動性があったので、右打ち不要で出玉は増えていく。
 
注意すべきは、この手の連動タイプの一発台では、チューリップの連動が途絶えた瞬間に「パンク」となる事だ。
 
シャッターが開放する5.8秒の間に、玉切れや玉詰まり等で、下段中央チューリップに玉が入らなかったとする。この時、サイドチューリップが開いていれば連動は復活するが、サイドも閉じていると、大当り動作は終了してしまうのだ。いわゆる「止まると死ぬ」のパターンである。もちろん、、右サイドのチューリップが生きていれば、連動復活も可能。
 
幸いにも、サイドチューリップには「メモリー機能」が付いていて、最大4個まで入賞を記憶した。メモリーした回数分はシャッターも開く為、「玉切れ=即パンク」には至らなかった。まぁ、パンク保証の店もあったとは思うが、本機は大当り後も気が抜けなかったという事だ。
 
 

当時、設置店には大きな地域差があったものの、デジタルとアナログが融合した「マリーナ」は、平成初期の一発台フリークを十分に魅了する存在だった事は、間違いないだろう。