第1回目の「CHIKO Cafe Live」も盛況のうちに終わりました。
太陽みたいに明るいチコさん!!
今回は、そんなチコさんを育てあげたお母さんの人形展についてお知らせしたいと思います。
CHIKO liveに合わせてお母さんの松本昌子さんが、セレネのオープンギャラリーで
個展を開いてくださいました。
とっても興味があったのに個展にはなかなか巡り合えず、ずっと憧れのまんまでした。
それがこんな間近で拝見することが出来るのです。嬉しい限り。
「松本昌子人形展」となってますが、人形という枠には収まりきれない凄み?があると思います。
日本人形でももちろんない、松本さんがしばらく暮されたアフリカの人形でもない、
松本国の住人でしょうか。
分厚い体に似合わない小さな小さな顔。細くて長~い指。
多分着膨れしているであろう(笑)体には、いろんな裂布がこれでもかと巻きつけられています。
日本の着物、帯と思える布はもちろん、アフリカの布、
フランスのアンティークの布のような繊細なビーズ刺繍のほどこされたもの、そしてレースが使われています。
首にはビーズや組ひもなどの大ぶりのネックレスが。
イエ、ネックレスという感じではないですね。修験者などが首に掛ける念珠や輪袈裟を連想させます。
祈りにも似たおごそかな感じがします。
きっと、工房には溢れんばかりの布やビーズ、そしてなんか不思議なもの・・・が集められているんでしょうね。
覗いてみたいですね。
アンバランスで危な気なのに、なぜか調和していて安定感があります。
きっと古民家にも超モダンな家に置いても良い雰囲気を醸し出すことでしょう。
最後にスタッフ独り言を・・・。
この赤い衣装の人形、何かを連想させると思ったら「面ダラ」でした(笑)
「面ダラ」というのは、黒部のお祭りに出没する天狗さんをお守りする者です。
今でいうSP?
とさかのような燃えるような赤い髪。
綿の入った太いたすき掛けをして、手甲脚絆。
鼻は天狗さん並に高いんですが、年月を経ても天狗さんにはなれないんですね~。
子供の頃は超怖かったけど、今となっては懐かしいいい思い出です。
いろんな事を思い出させてくれる不思議な人形たち、
この機会にぜひご覧になってください。
6月24日(日)まで開催しております。
黒部市宇奈月国際会館・セレネ美術館
富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL0765-62-2000 セレネHP