縦か横か・・・で悩んでいる
外壁の板張りの向き
意匠的なものだけでは決められない
それぞれの取り合うところ
窓や排気口に手摺、、、コーナー部分etc
板張り全体の雰囲気は簡単に想像が付く
難しいのは、それぞれのディテール
その辺りがデザイン的にすっきりとしたもので
通気の確保だったり
かつ雨漏れ、結露対策がきちんと出来るものにしていきたい
板張り仕上げと窓の取合いの例
普通に納まっているように見えて実は細かく考えてある
上下の仕上げの雨水(汚れ)が板張りに付かないよう水切りを通し、
サッシのシールも熱にさらされて切れ雨水が入り込まないように隠れシール
水の流れを考えておけば木は腐らない。
こうした細かい配慮が建物を長く美しく保つコツと思っている
一般的な外壁仕上げのサイディングには既製品の役物があり
デザイン的に納得出来れば、メーカーが考えた物を使えばいい
しかし、板張りは工業製品ではなく良質な板を工務店さんが仕入れて
それを一枚一枚真鍮釘で留めていく完全な手仕事
その手仕事で出来るデザインと
更にコストもかけないという課題も加わる
今回の建物は頭の中で、あれこれと想像と検討を繰り返して来たので
そろそろ、枠周り詳細を描くとするかな
(だいたいいつも実際の2分の一のスケールで検討)
手を動かすと また解決したりもするもの