せっけい日和

MKデザインスタジオ一級建築士事務所柿本美樹枝のブログです。設計者として、生活者として、多用な視点で綴っています。

森に入って、癒されつつ、憂う。

2018年06月18日 | 森と樹と暮らしを繋ぐプロジェクト

↑写真は道志川源流


今朝、大阪で震度6弱の地震が発生しましたね。
地震に遭われた方には、お見舞い申し上げます。

朝7時のニュースでは、特に報道がなく、
出かけた新横浜駅で、新幹線が止まっている様子で知りました。

駅に溢れる人を見て、阪神淡路の時を思い出し、ドキリ。
あの時も早朝、新幹線が止まりました。

大阪の友人に連絡すると、とりあえず、無事でほっ。

友人によれば、高速道路の通行止めなどで、仕事にならないとのこと。
余震に十分注意して欲しいと思います。

地震といえば、まずは水の確保ですね。

普段、自分自身が飲んでいる水がどこから来ているのか。。。
皆さんは、知っていますか?

幼少期から熊本の地下水に慣れ親しんだ身にとっては
どこへ引っ越しても水が美味しいと感じたことはないのです。

横浜の水は美味しい方だと、越して来た時には、言われました。
ずっと、ピンと来ず。

今回、横浜の水源の一部に伺うことができ、納得しました。
山梨県道志村の約3割の面積の森林を横浜市が所有しているとのことでした。



道志村といえば、東京近郊の釣り場。
キャンプで来たこともあります。

川の水は澄んでおり、環境もとても良いところです。

週末に参加した、横浜市の水道局主催の水源間伐体験ツアーは
実に2倍の申し込みだったとか
今回、当選して良い体験ができました。



日本の木を設計に使うからには、山の事情をとにかく知りたくて
機会があれば、山に入っています。

身体を使った労働もなんのその〜。
(ただし、腰痛の治療は続いているので、ほどほどにさせていただきました)

横浜市が日本初の近代的な水道管を作った経緯など
歴史も学びつつ、

道志村の水は、横浜港から赤道を渡っても
腐らないと世界で評判になった時代があったとか。

水源涵養保安林としての
天然林の持つ、水のろ過の役割、の実験説明から



ボランティアで、行政が手入れできない民間の植林地を間伐して
天然林に戻すための活動が、15年続いていることなど。

知っているようで、知らなかっこともあり
市民としても勉強になりました。

また、横浜市民だけではなく、ボランティアには川崎や逗子からも参加されていて
皆さんの意識の高さにも驚きました。

バスでお隣になった方は、
ダムなど水源地めぐりもすでになさっていて、

私も、きちんと一度全部行ってみたいと、思い始め
水道局の水源通行手形の誘導に、すっかり、はまっています、笑。



植林した木を伐採し間伐することが、森林を活性化し、
水を守っていくことというのは
理屈ではみなさんご存知かと思います。

それでも、体験してみると、気が遠くなる作業です。
8人グループで2時間で1本の伐採でした。

班によっては3本ということもありましたが、
プロではないので、チェーンソーではなく、ノコでの作業。

枝打ち、玉切りも体験し、
安全確認しながら、交代しながら、それでも息が上がります。

伐採後、少しは、陽が入ったものの。。。
まだまだ山は暗いです。



そして、悲しいかな、立派に50年生きたスギヒノキでしたが、
伐っても、捨て置かれます。

運び出すことができないのです。
制度上、民間地による区域の問題など。。。

工作教室やチップの材料などには一部加工されているようですが
お金にはなりません!

活動資金運営資金くらいには、
せめてならないものかとボランティアの方も
一部疑問の声は伺いました。

私としては、やはり木の命はつなぎたいし、、活かしたい。

毎回、山に入ると、感じるこのモヤモヤ感。

気持ち良い清々しい森林での癒しと共に
虚しさも覚えます。

ご先祖は、土に返すために植林したのではなかったはず。

山の神様に、一礼して、木の命を伐らしていただくのであれば
本来はその命を全うさせるべきなのではないのか。。。。

もちろん、間伐後に残った木が大きく育ち、
主伐され建材になれば良いのですが、
残念ながら、、、その可能性はとても低いのです。

すでに荒廃した山では、健全に育つ可能性が低いからです。

皮むき間伐で、間伐した木を生かす活動をしている仲間がいます。
その方法も一つの手段です。

山の課題は、場所場所により、未だ正解のない世界。

常に山に想いを馳せながら、、、
木を使うことを諦めないで取り組んでいこう!

と帰りのバスで、今では、開港時100戸ほどの横浜村から
人口が370万人膨らんだ横浜に戻ってきて、心に誓うのでした。

皆様も是非、機会がありましたら、植林と天然林の違いのわかる
山に足を運んでみてくださいね。
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