バッカス日記

酒をこよなく愛し。屁理屈をこよなく愛し。そこで、ペンネームも「リクツ(理屈)バッカス」のオジサンです。

三男坊の面目・・・

2008-06-27 11:43:34 | 読書
日頃は、余りに野非ゆえに家族内で日の目を見ない三男坊。

図書館で、漫画以外の本を借りて来たと、見せたのが



「海を越えてきた力人」

表紙を見れば、オイオイ・・小学生が読む本じゃないのかよぉ~と、親はガックリした訳ですが、「まあ読んでみな・・」の声にしぶしぶ紐解くことに・・・

いや、失礼しました。角界のプロがしっかりと取材をした読み応えのある本でした。
外国人力士の草分け、ハワイ黄金時代を築いた小錦、曙、武蔵丸の話、ライバルの若貴兄弟も交えて、読み応え有る内容で書き込まれておりました。

親方衆が、部屋の存続のために海外から連れてきた若者を、今度は強すぎると排斥しようとする・矛盾の構図やその若者たちが強く生きてゆこうとする生き様が、生き生きと描かれておりました。一度は読んでおきたい類の書物でありました。

三男には「失敬、失敬・・」

この三男。先日の県大会ウエイトリフティング77kg級で優勝してしまい、インターハイ出場を決めてしまいました。
「おれは、勉強できないのでこれで大学に行くのだ。」
と夢のようなことを言っておるのですが、ホントに幾つかの大学からスカウトが来たのです。

残念ながら、ブログに乗せようと言ってみたら取材拒否・・

日頃馬鹿にしていた付けですかね。

この間、読んでおもしろかったのは・・・



「シュリーマン旅行記 清国・日本」

かのトロイアを発掘して、神話と思われていたその実在を世に知らしめたシュリーマンが、若くして一財を築き世界旅行に出かけた際立ち寄った、清国と日本の旅行記です。

当時の清国の退廃ぶりと、江戸末期日本の文明水準の高さ、清潔さを第三者の立場から書いてあり、痛快無比。なかでも混浴のシーンが逸品でした。