関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

人食い貸金業の規制を

2010年01月27日 | 医療・介護・福祉など社会保障

 先日、大阪市の42才の男が妻・中3の長男・小6の長女を殺害し、「株などで500万円の借金があり、家族で死のうとしたが、自分だけ死にきれなかった」と自首したというニュースがありました。
 きっと希望ある日々を送っていたであろう子どもの命が、借金なんかのために理不尽に奪われてしまったことに、やり場の無い憤りを覚えましたものでした。
 こういうニュースに遭うと胸が掻きむしられる気持ちになります。今日も思い出して、鬱いだ気持ちになりながら記事を書く訳です。
 
 この事件にもきっと高金利の貸金業が絡んでいたのだろうと推測しますが、今日、不法・不当な高金利の貸金業を規制するための改正貸金業法について、施行延期や規制緩和を求める動きがあるようです。
 同法は、借り手の返済能力を無視した貸し付けで深刻な多重債務被害を広げてきたサラ金などに対して、取り立ての規制、業者の条件の厳格化などをおこなうもので、段階的に施行、今年6月には上限金利の引き下げや貸付総額を年収の3分の1以下に抑えることなどの実施を予定しています。
 
 私がこれまで受けてきたお金に関わる相談の多くに、多重債務の問題が絡んでいました。
 それらの殆どは、ギャンブルなどの放蕩などでなく、リストラ・低収入(生活できないほどの貧乏です)などで追い詰められた人、高齢者や知的障がい者の方などが陥っています。

 借りても何の助けにもなりません。
 問題が先送りされ、拡大されて、サラ金などに手を付けなければ解決できたような問題で破綻に追い込まれます。

 まさに人間を食い物にする、高金利の貸金業の規制、更に強めることはあっても、いささかも緩めることは許されません。

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