小惑星リュウグウ
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ2」が27日、地球から約2億8000万キロ離れた目的地の小惑星リュウグウの上空20キロの地点に到着した。リュウグウ表面を詳しく観測して着陸地点を決めた後、10月ごろに最初の着陸を試みる。
はやぶさ2はリュウグウの岩石を採取し、2020年末ごろ地球に持ち帰る予定。リュウグウは生命の材料となる有機物を比較的多く含むと考えられており、太陽系の成り立ちや生命の起源に迫る計画だ。
はやぶさ2は10年に世界で初めて小惑星の試料を地球に持ち帰った探査機「はやぶさ」の後継機で、14年12月に打ち上げられた。
@到着したようです。到着後はカメラや分光計などの機器による撮影や観測、小型ローバ/着陸機による直接観測、小惑星表面へのタッチダウンなど、はやぶさと同様のミッションを実施。加えて今回は、2kgほどの銅の塊をリュウグウ表面に打ち込み、人工クレーターの作成も試みます。さらには、この人工クレーター付近にタッチダウンして地下物質をサンプリングし、2020年末頃に地球へと帰還する予定のようです。
このように新しい挑戦もいろいろと行われるはやぶさ2ですが、基本的にははやぶさで培った技術がベースとなっており、そこにいくつかの改良を加えて設計されています。
近いのになぜそんなに時間がかかるのかというと、小惑星は引力が弱いのでこちらから寄って行かないと辿りつけないので、往路で52億キロもの旅をしながら接触します。2020年にはお土産一杯で帰ってきて欲しいですね。
頑張れ! はやぶさ2。