反体制デモが続くイエメンの首都サヌアで24日、政府軍の砲撃などでデモ参加者や軍を離反した兵士ら40人が死亡した。AFP通信が伝えた。サレハ大統領が23日に約3カ月半ぶりにサウジアラビアから帰国したのを受け、事態は悪化する様相を呈している。サヌアでは、大学周辺の大通りでサレハ政権退陣を求め、数千人が泊まりの抗議を続けている。大通りに迫撃砲が撃ち込まれたほか、狙撃手も発砲した。また、デモ隊側に付いたアリ・モフセン・アフマル元大将率いる離反軍の拠点も狙われた。6月の暗殺未遂事件で負傷し、サウジで治療していたサレハ大統領は帰国後も、湾岸協力会議(GCC)がまとめた権力移行案を拒否する姿勢を崩していない。大統領の帰国で勢いづいた大統領支持派の民兵もデモ隊への攻撃に加わっているもようだ。
@少人数ですが離反軍もデモ隊をカバーしているようです。
@少人数ですが離反軍もデモ隊をカバーしているようです。