大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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PLA 極超音速兵器で地球周回、核搭載型8月に実験 「驚異的進歩」

2022年01月02日 21時39分00秒 | シナ PLA 人民解放軍 武装海警
英紙フィナンシャル・タイムズ電子版は16日、中国が核弾頭を搭載可能な極超音速兵器の発射実験を8月に行ったと報じた。複数の関係筋の話としている。ロケットで打ち上げたミサイルが地球を周回後に下降。目標は外したが、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を使わず宇宙空間から世界各地を攻撃できる能力につながる懸念がある。米情報当局は、中国の技術力の「驚異的進歩」に衝撃を受けたという。
極超音速兵器は音速の5倍以上の速度で飛行し、機動性が高く探知や迎撃が困難。米国やロシアも開発を進めている。米国は9月下旬に極超音速ミサイルの実験に成功したと発表しており、開発競争が過熱しそうだ。
中国が実験した極超音速兵器は、地球の低周回軌道を回った後に速度を上げながら滑空飛行し、標的から約30キロ離れた場所に到達した。

@だから、原発やJAXAの優秀な技術者を冷遇してはいけないのです。かなり優秀な日本人技術者が、協力していると思われます。で、現実は素直に受け止めて、対応策を練ればいいのです。



PLA 極超音速滑空ミサイルDF-17の推定飛行性能

2022年01月02日 21時04分42秒 | シナ PLA 人民解放軍 武装海警

DF-17
2019年10月1日に中国は極超音速滑空ミサイル「DF-17(東風-17)」を建国70年記念の軍事パレードで初公開しました。このミサイルは弾道ミサイル「DF-16(東風-16)」を元に開発された2段式のミサイルで、弾頭部分を極超音速滑空体(HGV)とした新兵器です。
DF-17は公開される前からアメリカに存在を察知されており、2017年11月に中国内陸部で行われたDF-17の発射実験の飛行性能がリークされ、
HGV(Hypersonic boost-Glide Vehicle)極超音速滑空体
HGVの飛翔高度は、使用するブースターの射程によって変化するが、射程1800km以下の戦術級であれば20~40km、射程5000kmを超えるICBM級でも30~60km地点を飛翔・滑空するため、迎撃高度を600~1770kmに設定している既存のミッドコース迎撃システムでは交戦距離が適合しない。またHGVは、大気圏上層を高速滑空する際に生じる摩擦に耐え得る熱防護が施されている可能性が高く、高出力レーザーのようなエネルギー兵器による迎撃も有効な解決策とならないと考えられる。

★受けて立つ日米の迎撃システム
最大高度60km → 最低迎撃高度40kmのTHAAD
跳躍滑空高度40km前後 → THAAD(HGV滑空後半は対応困難)
最終突入時 → 大気圏内迎撃用のPAC-3、SM-6
既存の防空兵器ではミッドコース迎撃は一部には対応できますが穴が多くなります。そのため、現在アメリカ軍で開発計画が始動している極超音速兵器迎撃ミサイル(SM-3HAWK、DART、Valkyrie、HYVINT等)が必要になります。

準中距離に相当する射程のDF-17の場合、ICBM級の射程を想定した計算式よりも低い最大到達高度から降下して跳躍滑空を始めるものとした場合、以下のようになります。
水平距離1400km
最大高度60km(仮定)
滑空高度40km前後(跳躍滑空)
飛行時間11分
平均水平移動速度マッハ6.2
燃焼終了時マッハ7~8(推定)
滑空時平均マッハ5~6(推定)
最終突入時マッハ3~4(推定)
HGVは跳躍滑空直後はマッハ7~8、跳躍滑空を終了し最終突入直前はマッハ3~4。HGVはこれ以上速度が遅く高度が低くなると既存の通常の地対空ミサイルでも落とされてしまうので、速度を保った状態で急降下し目標に突入します。なお飛行距離1400kmは最大射程とは限りません。わざと遠回りするような蛇行飛行を繰り返していた可能性もありえます。その場合は速力の想定はこれより速くなります。
この飛行プロファイルの想定する高度だと、最低迎撃高度70kmのSM-3迎撃ミサイルでは全く手が出せません。また最低迎撃高度40kmのTHAADでも、HGVの滑空後半では高度が下がってくるので対応できない範囲が増えてきてしまいます。

@トホホなのだ。