アフガニスタンの首都カブールにある警察署の入り口で1日、自動車爆弾を使った自爆テロがあり、爆発後、武装勢力が敷地内に侵入、警官隊との間で銃撃戦になった。また、市内の情報機関の庁舎でも自爆テロがあった。イスラム原理主義勢力タリバンが連続自爆テロの犯行声明を出した。アフガン保健省報道官はAP通信に、計16人が死亡し、44人が負傷したと明らかにした。
@まあ、本当にめんどくさい。次から次へと。ここはなんと言ってもアヘンの産地ですし、アヘンの利権をめぐる、政府、米国、タリバンの勢力争い。
参考:米政府のアフガン再建特別監察総監(SIGAR)の報告書が1日、発表された。昨年11月時点で、アフガン政府が支配、影響下に置いているのは全407地域の半分強の57.2%に当たる233地域で、昨年8月の63.4%より約6ポイント、一昨年11月より約15ポイント下回った。イスラム原理主義勢力タリバンなど武装勢力は支配、影響下地域を拡大しており、アフガンの厳しい治安情勢が改めて浮き彫りになった。報告書によると、武装勢力側にあるのはウルズガン州やヘルマンド州などの41地域で、133地域は抗争中だ。人口の63.6%は政府側、7.8%は武装勢力側にある。タリバンの資金源になっている違法麻薬アヘンの生産量は昨年、前年比43%増となり、原料となるケシの撲滅が進んでいないことを露呈した。