関西電力は25日、大飯原発の敷地内を通る「F―6断層(破砕帯)」について、敷地南側で行っていた追加調査結果を含め「活断層ではないとあらためて確認した」とする最終報告書を原子力規制委員会に提出した。規制委の調査団は27、28の両日に現地調査を行う。敷地内をほぼ南北に走るF―6は3、4号機の重要施設の直下を通っているとみられる。規制委の調査団は昨年11月以降、F―6の北側部分などを調べたが、専門家の見解が割れたまま結論は出ていない。
報告書によると、規制委の追加調査の指示を受け、敷地南側で新たに掘ったトレンチ(試掘溝)の岩盤でF―6を確認。上に乗る地層に変位や変形がなく、上部に約23万年前の火山灰も確認できたため、少なくとも13万~12万年前以降には活動しておらず「地盤をずらす可能性のある断層(活断層)」ではないとした。
F―6の連続性に関しては、南端の延長は不明としたものの、敷地北側の「台場浜」で確認された地層のずれは地滑りとして、F―6の長さは650メートル以上と報告した。関電は大飯3、4号機の定期検査後の再稼働に向けた安全審査を申請したが、規制委は敷地内断層の見解を取りまとめるまで審査に入らない方針を示している。
@地層学や物理的な裏付けに基づいた調査結果であり、安心して受け入れてよいものだと思います。
報告書によると、規制委の追加調査の指示を受け、敷地南側で新たに掘ったトレンチ(試掘溝)の岩盤でF―6を確認。上に乗る地層に変位や変形がなく、上部に約23万年前の火山灰も確認できたため、少なくとも13万~12万年前以降には活動しておらず「地盤をずらす可能性のある断層(活断層)」ではないとした。
F―6の連続性に関しては、南端の延長は不明としたものの、敷地北側の「台場浜」で確認された地層のずれは地滑りとして、F―6の長さは650メートル以上と報告した。関電は大飯3、4号機の定期検査後の再稼働に向けた安全審査を申請したが、規制委は敷地内断層の見解を取りまとめるまで審査に入らない方針を示している。
@地層学や物理的な裏付けに基づいた調査結果であり、安心して受け入れてよいものだと思います。