
子どもたちと若いお父さんたちが集落のそれぞれの家を廻って門松や神棚の昨年のお札やお飾り、それにたくさんの藁を集めて村のはずれに歳の神をつくりました。
午後6時、人々の祈りのうちに歳の神の炎が寒い夜の空に燃えあがって美しいです。
昨年の年の神さまを空に送って、新しい年の神さまをお迎えするのですね。
塞の神(さいのかみ)とも言いますね。集落の入り口に燃えあがる炎で集落に入ろうとする疫病神を塞ぐ(ふさぐ)火の祭りの意味もあったんでしょうか・・
神棚に供えた餅やスルメを持ち寄って塞の神の火で焼いて持ち帰り家族で食べると新しい年は無病息災になると信じられています。

私もばばちゃんと二人、歳の神の火で焼いたスルメと餅を歳の神から頂いたお護符(おごふ)と思ってしみじみと食べました。
お正月が終わって新しい年を迎えることの出来た二人の幸せを神さまに静かに感謝しながらの夜でした。
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