さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

心温まる人々の姿が嬉しくて

2017-10-03 | 日記
私たちの国日本は、そして私たちの町会津坂下町は、ほんとにいい国でいい町だとしみじみ思う今日の一日でした。

私は90歳9ヶ月の爺いです。運転免許証を返納して数ヶ月車を使わず徒歩と自転車で買い物やいろんな所要をすますことにもようやく慣れてきました。

今日は車の委譲処置に印鑑証明が必要ということで町役場に行ってきました。20年近く役場などにいったことがありません。役場のどこでどのようにして印鑑証明を貰う手続きをすればいいのかまったく分かりません。古くさい私はなんか町役場のお偉いお役人さんが怖いような気もしてもいたんです。ところが役場に入っておろおろしているボケ爺いを見て役場の方は笑顔で案内し笑顔で事務処理をして下さいました、年取ると近頃の若い人たちは皆さん笑顔で親切にしてくれると思うことが多いんですよ。とても助かります。

役場の所用を済ませてcoopで買い物をしてカートの品物をリュックと自転車の荷台につけた籠に移していると、30m程離れた所で熟年の女の方がどうしたことかたくさんの買い物を積んだカートと一緒に倒れて動けなくなったんです。どうしたんだろう行って見なくちゃと思った瞬間5-6人の男の人と女の人がさっと駆け寄って助け起こし散らかった荷物をカートに戻していろいろ助けているんです。幸いたいしたことはなっかたみたいで女の方はカートを押して去っていきました。たすけてくれた人たちも何事もなかったみたいにそれぞれ散っていきました。

私と同じような熟年の方が大勢の皆さんに助け頂く姿を見て私はとても嬉しく思い感激しました。そして私たちの国日本は、そして私たちの町会津坂下町は、ほんとにいい国でいい町だとしみじみと思ったんです。

「もう一度日本」なんて言葉をよく聞きます。しみじみと昔を思う回顧の情を揺さぶる甘いことばですね。アカトンボ群れ飛ぶ夕焼を見た幼なじみの二人なんて思うと私ももう一度日本などとつぶやいて見たくなります。でも現実の日本そして現実の私たちの町は90歳6ヶ月生きた私にとっては最高にいい国最高にいい町だと思えるんですよ。