築地仲買人[関虎]が明かす業界秘話

食品開発の影の立役者[関虎]だからこそ知りえた情報を公開します

第1話:紀元697年文武天皇に献上された白いスッポン

2017-08-06 14:23:37 | スッポンパワーの秘密
『続日本紀』に記載された「白いスッポン」とはどんな感じだったのでしょう。
なにしろ1200年もまえの話ですから、写真もありません。
現在存続しているのは泥水を好む茶色系統と、清水をこのむグリーン系統です。
写真で見てみましょう。




『続日本紀』には献上されたスッポンがどのように調理されたまでは記されていませんが、高貴な人たちのスタミナ源として食膳に供されたのでしょう。

スッポンは淡水に住みますが、非常に臆病な生き物で泥水や藻草に隠れて生息してきました。
現在は河川の汚れもあって自然にはほとんど見られなくなり、九州など温暖で成長も早いところで養殖されています。
私たちがお目にかかれるのは、この養殖スッポンというわけです。

「スッポンのような人」と聞けば、いい意味でも悪い意味でも「一度こうと決めたら諦めない人」のことですが、古来言い伝えられた言葉なのでしょう。
それほど私たちの身近な存在であったわけです。

高級料理としてだけでなく、古くから漢方に用いられてきたスッポンの優れた特性と、そのパワーの秘密は、栄養学的にも医学的にもあらたに注目されはじめています。

失って初めてその大切さが分かる!!・・それが健康です。
転ばぬ先の杖こそ大事です。
このブログではスッポンパワーの秘密を専門的にご紹介してまいります。
次回はお隣中国でのスッポンのお話です♪



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