ユーロ4規格で統一されて何が変化したか?

2017年11月25日 | 日記

 昨年のユーロ4規格導入で、騒音規制だけでなくステップやレバーの強度をアップするなど、多岐にわたるユーロ規格をクリアしないとオートバイを製造できなくなった。

これまで、日本独自の規制で世界一静かなハーレーダビッドソンを長年に渡り輸入してきたが、一部の車種を除いて2017年モデルから音量も94から96デシベルと規制が緩くなり、これで欧州の仕様(USA仕様は一部異なる)と共通になった。これまで長きに渡りユーザーが自己責任で密かに改造を楽しむしかなかったが、新しいエンジンのモデルに実際に乗ってみると、ノーマルなのにアクセルを開けると眼から鱗の走りが体感できる。

 DUCATIは前期型のスーパー・レッジェーラも日本仕様はECUが異なり60馬力で輸入されるなど、歪な規制に縛られていたが、今や2気筒スーパースポーツのファイナルエディションが206馬力で堂々と日本の公道を走れるようになった。

 また、先日ミラノショーでデビューした次世代のDUCATI パニガーレV4は当初からユーロ4を前提に開発されたことが伺える。DUCATIだからスタイリッシュなのは言うまでもないが、ライバルのスーパースポーツが車体とのバランスが妙に大きなサイレンサーを装着するなど、メーカーによってユーロ4への対応が異なるが、モトGPの技術を導入されたパニガーレV4はショートマフラーながら216馬力とクラス最強の出力を誇る。

 

 


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