昨夜、寿司を食べに行ったの家族は、静岡市内でBMWの販売店営む大村社長の一家で、昨年も彼と2人で欧州ツーリングをしたバイク仲間だ。案外、プライベートでバイクに乗らない販売店の社長さんも多い中で、彼はオフロードからオンまでこなすベテランライダーだ。
寿司屋の帰り道、翌日のツーリングに強引に誘い出した。寸又峡温泉を目指して2台のBMWを走らせたが、同じBMW
とはいえ彼の最新形のR1200GSを、25年前のR100RSで追いかけるのは正直辛い。
思い入れのある古いバイクを維持していて思うのは、現代のバイクと比べてそのブレーキとタイヤの性能の違いが大きい。走らせるコースを選ばず、古いバイクで最新のバイクを追いかけるとかなりの苦行になってしまう。
案の定、峠でRSのブレーキが効かないのには閉口させられた。さらに、途中から雨が降り始めたら制動距離が倍になってしまい、止む無く目的地手前で引き返すことにした。
峠を越えて一服しドリンクで喉を潤していたら、お互い以前から気になっていた蕎麦屋を訪れることに意気投合、島田市内の藪蕎麦 宮本を目指した。
店に着くなり、いきなり店の前に高級車が・・・まして、地面が砂利の駐車場なので遠慮して表に停めた.。店内に入ると、古い民家を改造したような雰囲気。けっこう感じの良い店の人が、冷たくて旨い水を出してくれた。これから蕎麦を食べるのだから舌を洗うってことだろうか?
先日、長野へツーリングに行ったときにお目当ての蕎麦屋へ行くことが叶わなかったのが心残りだったし・・・
ここはひとつおおいに期待して、ざる蕎麦2枚を注文したしばらくして、ざるに盛られた蕎麦が運ばれてきたが、案の量が極端に少ないぞ。食べてると今までに無いくらい、コシのある歯ごたえのある細い蕎麦だ。う~ん・・・お隣の高級車の4人連れのお客さんの勘定が12.000円何がしと聞こえてしまった!にも関わらず、大村さんは2枚プラス田舎蕎麦を惜しげもなく注文してるぞ・・・美味しい蕎麦湯飲み干し、まあ何とか3.000円強の勘定も済まして、東名高速へ吉田インターから乗り岐路についた。