『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.5636 エイプリルフール?!


本日から卯月、一年の1/4がありえない位の速さであっけなく過ぎ去ってしまいました🌎そんな本日は4/1日エイプリルフール…時節柄人の動きが慌ただしくなりますと、自然と様々な修理依頼も増えて来ている中、昨日・今日と「嘘の様な!!」と言ったら大袈裟ですが、技術的に少々難しい飛び込みの修理が2件ほど舞い込みました💦
昨日の1件は「他のお店でやってもらってダメだったのですが直してもらえるでしょうか」と持ち込まれたとあるピストバイクで、後輪のハブ右側に異なるネジ山のナット(一般車後輪ハブ軸用)が無理くりねじ込まれており、どうにも外せない状態でした。まずは玉押しをハブスパナで抑えて外す作業を試みますが、始めのお店で作業されたであろうその玉押しのハブスパナが掛かる部分が完全にナメておりまずアウトでした💧おまけに左側のナットは回る事は回りますがハブ軸ごと共回りしてしまいやはり緩みません。とりあえずその場(短時間)では直せる訳もない状況でしたので、御了解の下お預かりさせて頂く事に…。他に承っていた御依頼を片付けてから集中作業に入りました☑幸いにも左ナットが共回りし隙間を作れたお陰で車体から後輪を外す事ができました。そしてキツめながら車軸をツールで挟み何とか左ナット(これも右と同じく規格違いのもの)を外し、シールドベアリングタイプのハブでしたので叩いてハブ軸を抜く所まではあっさり進行。その後が問題です。衝撃を与えて篏合を甘くする事を試みたり、バーナーで熱してみたり、傷がついても問題ない箇所を万力に挟み緩めてみるも、やはり無理くりねじ込まれた右ナットは回ってくれません。ここまで酷いと最早ナットを破壊するしか方法がありません(苦笑)😅鏨で深めにきっかけを作り、軸には傷がつかないよう時間を掛け注意しながらカナノコで切断…できたのは良いものの規格違いナットのネジ山で削られたハブ軸は、無理くりねじ込まれた箇所までひと回り細くなっており、まともにネジ山を立てられない状態ながらも薄っすらと新たにネジ山を立て直しまして、元通りに組み直してネジ山に合った新しいナット(トラックリアハブ軸用)でしっかり締め付け固定できる事が確認できましたので、作業完了と相成りました👍
2件目の本日の難題は「犬に追われて…」と持ち込まれた、フロントフォークと車体が歪んでしまった27インチのシティサイクルです。
フロントフォークは年季が入った修整ツールで戻せますが、フレームの方はアライメントツールをあてがいながら少々荒療法で少しずつ修整しました。試走して問題がない事を確認しまして、酷く破損したフロントバスケットも新しくお取り付けし作業完了となりました👌
量販店へ持ち込めばお断りされたり、はたまた新車の購入をオススメされるであろう案件でしたが、無事にお引渡しする事ができ職人冥利に尽きる2件の作業でした😅2件目は父と二人掛かりでの作業でしたが、オーナー様も直ってびっくりの表情が印象的でした💡






名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最新の画像もっと見る

最近の「作業系」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事