あけましておめでとうございます。照沼です。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
16年前にシナイ半島とイスラエルの旅にご一緒した愛知県の森下さんご夫妻が
一昨年、シュムリアプにカンボジアの伝統菓子「ノム・トム・ムーン」を
製造販売するお店をオープンしました。
全く知らなかったのですが、このブログによくコメントをくださる「わしじゃ!」さんに教えていただき、
偶然にも今回の結婚式でのシュムリアプ訪問で再会することができました。
(人の縁は不思議なもので、世界は狭いですね)
16年前のツアー中、世界でどこ(どの国)が好きかとの問いに、
私が、1位.ハワイ、2位.カンボジア、3位.ポーランドと答えたからとのこと。
今回、白状してまいりましたが、1位.ハワイというのは真っ赤な嘘で、実は行った事はありませんでした。
まだ内戦の傷跡深いカンボジアを最初にもってきたら、
お客様にドン引きされてしまうのではないかと考えたのでした。
その理由を「ポルポト時代のような過酷な経験をしながらも子供たちの目が輝いているから。」と
私が述べたことが、ずっと頭から離れず、
一昨年、カンボジアを旅行したのを機に、日本での事業をご子息に譲り、カンボジアにご夫婦で移住。
(責任を感じます。迂闊なことは言えませんよね。)
ガイドの話でカンボジア本来のお菓子のお土産が今のカンボジアには無いと聞き、お店を開いたそうです。
お店の名前は「カンボジア・ティータイム」。
場所はシュムリアプから空港へ行く時、右側にゴルディナホテルが見えたら
向かいの角(日本の旅行社エーペックスの角)を南へ200m。
営業時間 09:00~19:00
電話をかければ無料のトゥクトゥクでお迎えに行きます。
063-761397 or 092-655327
オールドマーケットの近くにも2号がありますし、
シュムリアプ、プノンペンの空港でも販売しています。
ノム・トム・ムーンの原料は、ココナッツミルク、パームシュガー(砂糖ヤシ)、たまご、
タピオカスターチ、塩。
添加物は使っていません。
その朝取れたココナッツミルクと新鮮な卵のみを使用。
ドクターと契約し、日本式の衛生管理を導入しています。
一枚一枚丁寧な炭火焼き。
利益は考えていなく、カンボジア人に日本的な生産ラインと労働を
教えているため、赤字続きとのこと。
「どうして空港はあんな高額なマージンを取るのでしょうね? 空港で売れても利益が残りません。」と素朴に疑問を述べられていましたので、
「空港では町中よりも高く売ってください。どこでもそうしてます。」と観光客にとっては迷惑な?アドバイスをしてきました。
2年近く経っても、ランニングコストが賄えるまでには至っていないようですが、
(減価償却などは問題外でしょう。本人たちはボランティアのような所があり気にしていないようですが)
カンボジア人のためになれば、と始めた仕事。
応援したいので、是非、カンボジア訪問の際にご購入ください。
もちろん、味は確かですし、日持ちします。
将来的にはカンボジア人だけに任せられるようにしたいとのこと。
従業員たちも給料(生産歩合制を導入しています。販売歩合制ではありません)で
日本語学校に通っています。
ここからは私、照沼の独り言です。
ご本人たちとは無関係です。
なぜ有名になったアンコール××キーほど、売れないのか?
アンコールク××ーは、日本人しか買わず、しかもカンボジアのお菓子ではないのに。
アンコール×ッキ×は、現地の日本の旅行社が一所懸命に販売してくれます。
50%以上のマージンが入るので。
赤字になるのはかまわないが、カンボジア人のためではなく、
旅行会社のためにやっているのでは意味が無いと考えてしまうのも当然ではないかと思います。
アンコールクッ××を買うなとは言いません(お買いください)。
ただその際は、ノム・トム・ムーンもお求めください(私にも責任があるので)。
井戸掘り、植林、学校建設と規模は違えども同じボランティアになります。
(照沼 一人)
今年も宜しくお願いします。
そんな偶然があったとは知らなかったですが
カンボジアでたくさん買いましたよ。
お世辞じゃなく本当に美味しいです。
自分達用も買いホテルの部屋で食べてました。
一本ずつ梱包されたのが10本だったか1SETに
小袋に入っていてお土産には一番重宝しました。
帰ってからも一番聞かれたのはノム・トム・ムーンでしたよ。
今はその照沼さんが社員教育している世界紀行のスタッフは、その時の照沼さん以上に素晴しいスタッフだと思います。と話して来ました。
是非スタッフにも会いたいと仰ってました。
愛知の人が札幌の添乗員さんと出会い、その人の言葉から人生まで変わり、美人の奥様の体調までカンボジアに住むようになって良くなったそうです。人の縁ってスゴイ力ですね。
わからなかったことですので、感謝申し上げます。
まだ8歳くらいの妻がアンコールワットで石澤教授にミネラルウォーターを売っていた頃に、話した話ですので、それが十数年後に、こういった形を取って現れてくる不思議。
一期一会。言葉の重さと人のご縁の大切さをかみ締めました。
愛知での車の事業も成功し、海外旅行も楽しませてもらったので、今度は海外にお返しを、ということで、バングラデシュなどいろいろ見て廻った中でカンボジアを選んでいただいたのは、うれしい限りです。
それなのに、このブログに登場させた妻の兄弟や従兄弟のガイドたちに、お客様がお土産を望んだら、この店を紹介するように言ったところ、みんなそろって「場所が悪いし、儲うからないので、いやだ。アンコールク×××に行く。アンコールク×××は日本人にすごく売れる。」と言います。妻は彼らと喧嘩していました。
(帰国後、確認したら多少のマージンを貰ってご案内しているようですが。)
ココナツミルクとパームシュガーですので、ほんのりとした甘さです。
家で焼いてみようかなと思いましたが、
材料を揃えるのが面倒で、やめました。
とれたての卵、ココナッツミルク、添加物なし、しかも一枚一枚炭火焼きだなんて・・・
そんな手間ひまかけたお菓子をお土産として購入できるなんて、ほんとすばらしい☆
ぜひぜひ食べてみたいですね~
その存在を知ったら、多くの日本人観光客はたくさん買うんじゃないんでしょうか??
もっと広まるといいですね。
甘くないし飽きないの。
ミルフィーユの生地を少し厚くした感じ。
香ばしいかおりが最高です。
美味でございますぅ~
クメール語でノムはお菓子、トムは筒、ムーンはしっかり、の意味で(アンコールトムのトムとは発音が違う)、
地方により「ノムトムヌーン」「ノムバライ」と呼び名が変わります。
フライパンで生地をはさんでのばし、専用の竹を使って、くるっと巻きます。
このお菓子作りの体験もできます(無料)。
06年12月にスケッチツアーで行ってきました。
アンコールxxキーのお店に連れて行かれました。
ノム・トン・ムーンのことを知っていれば・・と
残念です。 今度行ったら是非買って来ます!
カンボジアの人たちが一日も早く、他のアジアの
国の人たちのように元気になるよう、祈っています。
コメントありがとうございます。
スケッチの旅、よく手配依頼を受けますが、
以前は遺跡のスケッチが中心でしたが、
最近はアプサラの踊り子をモデルにしたスケッチが
人気です。
今度はノムトムムーンを焼いている人たちのスケッチお願いします。