朝7時、「婿入り行列」が始まります。
本来カンボジアは婿とり制なので、花婿の家から花嫁の家へ行列します。
昔は村の中でしか婚姻が無かったので歩ける距離だったのでしょうね。
私のときは近所の親戚の家を借りてそこからスタートしました。
今回は村の適当なところから始めました。
楽師が音楽を奏で、小さい子供2人、大きい子供2人を先頭に歩きます。
参列者の各自が、前の晩に女性たちが用意した豚の頭や、果物、野菜、肉、ビール、ジュースなどを台座に載せて運びます。
先頭の傘はアンコールワットやバイヨン寺院のレリーフに出てくるものと同じですね。
参列者のほとんどは着飾った女性たちです。
遅れて途中に家の前を通ったときから参加する人もいたりして、
けっこうルーズなところは、なんとなくいい感じです。
家に到着(新郎の両脇は新郎の両親)して皆着席すると、男女2人の口上師が登場。
持ってきた食材を一つひとつ面白おかしく紹介しながら集めていきます。
口上師たちはそれを新婦の親に差し出し、これだけの素晴らしい食材をお持ちしたので娘さんとの結婚を認めてくださいと願いでます。
親の許可がでると花嫁が家の中から登場。
二人で親や参列者に挨拶して、子供たちを先頭に家に上がって、朝の行事は終了です。
その後、参列者全員で朝食。
きまって結婚式用の鶏肉のおかゆを食べることになっています。
(下の写真は姪っ子[妻の姉の子])
前の晩に行う翌朝の行列の準備や朝食の支度など、ほとんど全ては親戚の女性陣の仕事。
私はカメラ担当(本職のカメラマンは別にいます)でしたが、
手が空いた時は、父親のいない姪っ子たちの遊び相手。
(続く)
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