goo

盛和塾第18回全国大会報告2日目その②

全国大会2日目最後には、塾長講話が行われました。

今回の塾長講話は、先日香川で行われました塾長例会の続きとしまして、
「経営者自身がどのような心を持たなければいけないか」
をテーマに行われました。

人は自分の身の丈にあったことしかできません。
経営も同じで、会社が大きくなるにつれ、経営が難しくなることがありますが、これは会社が大きくなるのに合わせて人間が成長できなかったためです。
経営はトップの器で決まり、企業の業績は経営者の判断の結果です。
判断基準のために、心を高め続けることが必要になります。

心の構造は、生まれもった魂の最深部に良心・理性という高次元の真我があり、その周りに本能・感情といった自我があります。
そして成長とともに感性・知性を身につけ心を形成していきます。
真我とは仏性のことであり、真我に到達するということは悟りを開くということです。
これは通常修行によって行われますが、仕事を一生懸命に行うことによっても真我に到達することができます。
一生懸命仕事を行い、身に付けた知性で自我を抑え(足るを知る)ることによって真我による判断ができるようになるのです。
しかし一度真我に到達することができても、そのままにしておくとすぐに元に戻ってしまいます。
これを防ぐには「反省」をすることが必要です。

稲盛塾長が日本航空再建のため会長就任を決断されましたのも、真我による判断です。
・日本航空という日本を代表する企業再建を通して日本経済を再生するために
・日本航空の社員のために
・日本国民のために航空業界に競争を残すため
稲盛塾長は利他の精神で尽力されていらっしゃいます。

稲盛塾長、大変お忙しい中、素晴らしい講話をありがとうございました。

今回の全国大会で印象に特に印象に残ったのが、大西社長をはじめとする日本航空の皆様の姿でした。
大会期間中、さまざまなところで大会運営に協力されている姿、また遠方から来ている塾生が多い中、台風による交通の乱れを心配する塾生のために、随時情報を提供してくださる姿を見て、稲盛塾長が会長に就任されてからまだ1年もたたないのにもかかわらず、稲盛フィロソフィーが浸透し、再生に向かって社内一丸となって進まれている力を感じました。
必ずや日本航空は再生すると強く感じた全国大会でもありました。

全国大会は、素晴らしい経営をされてきた8名もの塾生の経営体験発表を聞くことができる、すごい学びの場です。
また何よりも塾長のお話を直接聞くことができ、全国で頑張っている盛和塾のソウルメイトに出会う機会でもあります。
まだ参加されたことのない方は、是非来年参加しましょう。
素晴らしい2日間に必ずなります。

最後に、全国大会に参加された皆さまよりいただきました感想を紹介いたします。
(感想を送っていただいた順に紹介いたします)

株式会社ひまわり 大岩様
私は2008年5月に盛和塾徳島に入塾させていただきましたが、全国大会は今回が初参加でした。8名の方の経営体験発表、稲盛経営者賞表彰式、そして塾長講話と2日間非常に深い学びが出来ました。体験発表は皆様の真剣な魂の発表で、非常に勉強になりました。
特にブラジル塾の久枝様は、単身ブラジルに渡られて、仕事を通じて様々な経験をされ、盛和塾ブラジルでド真剣に学び、もはやすでに事業の意義・目的が、未来の農業の在り方、ブラジル農業の未来、また環境問題と地球全体にも及び、その高邁な思想に圧倒されました。盛和塾徳島の西様の経営発表を聞くのは4回目でしたが、初めてお聞きする内容もあり、そして西様のド真剣な魂のこもった発表が素晴らしく、同じ徳島でこんな素晴らしい方と身近で勉強出来て、私はもっともっと西様から刺激を受けて心を高めたい、と思いました。本当に素晴らしい経営体験発表でした。
塾長講話では、「経営のこころⅢ」として、経営者がどのような精神性、心の在り方で経営にあたるかというお話が聞けました。良い経営をするという事は人格を磨くしかないという事で、心を図解で示していただきながら、またタゴールやジェームズ・アレンの詩を引用していただきながら、経営者の心の在り方を話してくださいました。
真我(利他)・自我(利己)・感性・知性と非常にわかり易く、自我を完全に抑える事は難しいが、真我が7割、8割になるように、また知性を使って真我を呼ぶとも教えてくださいました。塾長のお話はシンプルでわかり易いですが、このように心を高める事がどれだけ難しいか、私ももっと仕事を通じて心を高めなければならないと思いました。
そして全国大会で発表された8名の方は、仕事を通じて様々な困難や苦難を乗り越えながら、心を高め続けているからこそ素晴らしい経営をされているのだと、塾長と経営体験発表者の方から勉強させていただきました。
この素晴らしい全国大会での経験を、自社の従業員の幸せの為に実践して会社の発展に繋げられるように、また私自身も経営者として仕事を通じて人格を高め続けられるように日々精進してまいります。
そして盛和塾徳島の西社長様、大久保社長様、本当におめでとうございました。

ありがとうございます株式会社 島勝様
先日の全国大会では、お疲れさまでした。
今回初めての参加でしたが、西社長をはじめ素晴らしい方々の
発表や大久保社長の経営賞受賞を目の当たりにして、
自分の悩みなんてちっぽけなものだと思い、勇気が出てきました。
これからも、皆様に負けないよう努力したいと思います。
ありがとうございました。

株式会社シンユウ 池田様
今年の5月に入塾させていただきました。今回初めて全国大会に参加させていただき、8名の経営体験発表を2日かけて
聞かせていただきました。

理念を明確に持っていて、会社全体で、それを共有、浸透さすためにいろんな反発や、葛藤を聞かさせていただき
自分自身におきかえて考えてみると相当強い気持ちで望まなければならいと気持ちが引き締まりました。

稲盛塾長の利他と利己の話をきいて、会社は、経営者の器量以上には大きくならないそのため心を高め
正しい判断が出来るよう常に、利他的考え方をたかめる努力というのをしなければいけないと、おっしゃっていました。
利他の心の器が小さければ大きな意味での利他ではなくなるのかなと思いました。これから盛和塾でいろいろ学べるよう
がんばって行きたいと思います。

これからも宜しくお願いします。

三和電業株式会社 山地様
今回初めての全国大会に参加させて頂きました。
世界中から3,400名を超える参加者。
盛大な大会であり、改めて盛和塾で学ぼうとする人の多さに驚きました。
経営体験発表では、最優秀賞を取られたブラジルの久枝社長の発表がやはり最も印象に残りました。
異国の地での苦労は日本では味わえない特殊なものがあります。
ましてやブラジルという新興国での仕事は、インフラだけでなく法律や制度もしっかり整備はされていません。
言葉では言い表せない程の苦労と絶望を淡々と語る姿には感動すら覚えました。
不正が常識という中で正しい行いをするということは普通、出来ません。
信念を貫こうとしても、それでは仕事にならず、致し方なく流されるのがほとんどでしょう。
しかし久枝社長は信念を貫いている。
それに伴う壮絶な苦労を伴いながら、しかし正しい行いを真面目に、誠実に、正直に、一生懸命行ってきた。
そういう者が最終的には勝つのだと言える成果を上げている。
更に農業という業種を通じて、地球環境への寄与もしっかり考慮されていました。
地球と人類の共存共栄、社会問題への取組みを「足るを知る」という考え方に基づいて行っている。
ブラジルという異国の地での苦労と共に、更に努力を重ねている姿には心を動かされました。
決して上手とは言えない語り口調から久枝社長の真の人柄も垣間見えました。
おこがましくも私の中国での体験と、少し重ねてしまいました。

また見事優秀賞を獲得された西社長の発表、拝聴するのは今回で3回目です。
回を重ねる毎に精度を増している西社長の発表に感銘を受けました。
大阪での勝己の友の会での気づきもしっかり活かされた発表に進化していました。
また塾長コメントではまさに「ベタ褒め」であり、大きな驚きを感じました。
西社長の発表の最も素晴らしいところは「不満を感謝に変えたこと」だと思います。
徳島に戻ってから多くのことをされていますが、一貫して利他の心を持たれており、その代表が感謝なのだと思います。
素晴らしい財務体質を作ってこられた歴代の経営者への感謝。
自分を思って社長の座を譲ってくれた従兄弟の先代社長。
不満に思っていたが、別の側面から見れば素晴らしい人たちが居た。
その人たちへ素直に感謝出来る。
この思いが人を動かし、社風を作るのだと思います。
今更言うまでもなく、素晴らしい発表でした。

また大久保産業㈱の大久保社長と大久保部長が非製造第2グループ2位に輝き、表彰されました。
素晴らしい業績をあげられており、この業界で経常利益3倍に大変な驚きを感じました。
最も厳しい業界の一つである建設業であり、本当に素晴らしいです。

最後に塾長講話ですが、「経営の心」と題して約70分の講話。
前回の中国四国塾長例会では体調不良の為、パワーダウンされていましたが、今回は打って変わってパワフルな講話でした。
内容は以前からの内容を踏襲されていますが、改めて心について説明がありました。
人は自分の身の丈に合ったことしか出来ない。
身の丈とは人格であり、人間性であり、考え方、思想です。
業績、組織を伸ばすことは、つまり経営者の心(人格)を伸ばすこと。
正しい判断をし続ける為には正しい判断基準が必要であり、心を高める必要がある。
心の構造を知ることがまずはヒントになる・・とのことで心の構造について説明されました。
試練とは神が与えた「心を磨くチャンス」である。
目の前の試練をどう考えるかで結果が変わる。
一生懸命に働くこと=欲望(自我)を押えること=足るを知る=人間性(心・人格)を高める。
つまり余計なことを考える暇がないくらい仕事に打ち込むことが、心を高める方法であると説かれました。
しかし高まった心も放っておくと下がってきます。
これは常に心に栄養を与える必要がある。
継続して反省することで心は維持出来る。
何よりも「心を高めよう」と思うことが最も大切である。
このような内容でした。
以前から何度も聞いた話です。
しかし、出来てはいません。
何度も同じ話を聞いて感銘を受けて、しかしまだ足りない。
この現状に気づいた時、この話の本当の意味が少し分かりました。
まだまだ勉強が足りません。
勉強して、実践して、また勉強する。
この繰り返しを謙虚に、誠実に行えるよう心掛けたいと思います。

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
« 盛和塾第18回... 盛和塾徳島 ... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (松浦陽司)
2010-09-24 10:39:15
この度は参加できずに残念でした。
本当に素晴らしい学びだったのですね。
来年こそは!!
 
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。