清運寺だより

ようこそいらっしゃいました。甲府市にある日蓮宗寺院の住職のブログです。日々の出来事、感想、行事などをご紹介します。

施餓鬼の後の大仕事

2012-08-25 22:22:48 | Weblog

施餓鬼が終わると、もちろん後片付けを行います。

そして、そのあとは恒例の塔婆立て、施餓鬼法要に出席できなかったお宅の塔婆を各墓地に立てて回る作業です。

これが結構大仕事、というのも暑さのために墓石が焼けるように暑くその中での作業になることと高さのある墓地には登って塔婆を立てなければならないからです。

暑さは涼しい時間帯に行えば良いのですが、問題は高さのある墓地。

子供の頃はどんなに高い墓地でもヒョイと登って軽々塔婆を建てられたのですが、年を取って年々その作業が難しくなってきました。

1箇所や2箇所の墓地なら良いのですが、それ以上になるとだんだん足が上がらなくなってのぼれなくなる、やっとよじ登っても灯篭や墓石に足をぶつけてあざだらけになる、言ってみればちょっとした登山にも等しい感じです。

今年は昨年よりもさらに足が上がらなくなって、来年はどうなることやら。

それにしても、どうしてそんなに墓地を高くするのか?とっても塔婆が立てづらいですよね?

これはバベルの塔なのか?このときばかりは高さのある墓地が恨めしい。

ぜひ皆さんにおすすめしたい!墓地は低いに限ります。高くすると建設費も高額になるし、線香やお花をそなえるのも塔婆を立てるのも年を取ると大変になりますよ。

必ずしも大きいことがいいことではありません、それよりも良いお墓とはいつもお参りが絶えない手入れの行き届いたお墓のことを指すのです。

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2 コメント

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Unknown (seiunzi)
2012-08-26 11:11:44
茉莉花様

お墓については色々な考え方がありますね。
個人単位の墓と家族、一族単位の墓とでも位置づけが違うかもしれませんね。
一族で使う墓地の場合、故人に対する執着というより一族が集うシンボルとしての意味合いもあるように思います。絆の象徴として捉えられている面もあるようです。
お墓に関してはかなり日本ナイズされたというか、地方の風習というものが加味されているので、考え方の幅もその分広くなっているようです。
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墓地 (茉莉花)
2012-08-25 23:46:22
こんばんは。
私は死んだら、お墓は立てないです。荼毘に付したら、山野か、川、海にでもばら撒いて貰います。
出来るだけ、自分の魂の脱け殻に執着して欲しくないからです。本来の仏教の在り方に倣いたいのです。
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