月の雫といえば、新鮮な甲州葡萄を一粒皮ごと白い砂糖ミツの中に落として、それを拾い上げて固めたお菓子で、甲州葡萄が実る時期しかない期間限定の甲州銘菓ですが、もう一つ桂乃露というお菓子があります。
これは、甲州葡萄を一粒ずつ皮ごと求肥で包み砂糖をまぶしたものです。
月の雫はカリッとした砂糖の衣の中にジューシーな葡萄の実が入っていて、その食感の違いが新鮮ですが、衣の砂糖が甘すぎるのが難点です。
しかし、この桂乃露は葡萄が求肥に包まれているので、全体的に柔らかく甘さも控えめで上品な味です。(食感はちょっとグミに似てるかも)
どちらも生の甲州葡萄を皮をむかずに一粒丸ごと使っているのが特徴ですが、月の雫に比べて、桂乃露は知名度は低いようですが、こちらもなかなかの逸品です。
<桂乃露。キャンディーのようなラッピング。半分に切ってみると求肥の中には皮付きのままの葡萄が丸ごと一粒入っています。しかも甲州葡萄なので種もあります。噛みしめると求肥の甘さのなかに、甘酸っぱいジューシーな葡萄の味がミックスされて口の中に広がります。そのあとに残るのが葡萄の種、そのまま呑み込んでしまうか、それとも出してしまうか悩むところです。(私は種は出しますが)>
<松林軒 桂の露のパッケージ。商品名は商標登録「桂乃露」となっているのに、パッケージには「桂の露」と書いてあります。「の」なのか「乃」なのか、いったいどっちが本当の商品名なのでしょう>
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