できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

公開講座「学校での事故・事件とどのように向き合うか」の参加申込、引き続きよろしくお願いします。

2016-10-02 10:08:36 | 受験・学校

この公開講座の開催、かなり高いハードルを課している(課されている?)ことは自分でもよくわかっているのですが・・・。

なにしろ、大学のホームページとこのブログ、ツイッターやフェイスブックなどのSNS、そしてチラシやクチコミ中心で、とにかく開催可能な最低人数を集めなければいけない。

でも、よくよく考えてみればわかるのですが・・・・。

たとえばフェイスブックなどで「いいね」をしたり、あるいはツイッターでリツイートすることの手間に比べてみたら・・・・。

メールで参加申込をして、金融機関から受講料を払い込んで、そして月1回金曜日の夜にうちの大学に足を運んで・・・・という手間って、ほんとうにたいへんかと思います。

なにしろ京都市内といっても、うちの大学は北の端のほう、岩倉にありますからね。

同じ京都市内でも、京都駅や四条河原町あたりから来るには、ちょっと時間がかかるようなところです。

しかし、こちらとしては、いま、たくさんの「いいね」やリツイートをしてくださっている方のなかから、少しずつ、その手間をかけて、「参加しよう」と言ってくださる方が増えるのを「待つ」しかありません。

だから、開催の可否が決まるその日まで、何度でもくり返し、ブログとSNSを重ね合わせて、情報発信を続けるしかないと思っています。

そして、その手間を惜しまずに、すでに参加申込をされた方々には、この場をおかりしてひとこと、お礼申し上げたいと思います。

その一方で、自分としては、できるだけ多くの方の参加を得て、なんとしてでも開催したいと思っています。

というのも、たとえばこの3月末にできあがった文部科学省の「学校事故対応に関する指針」。

私もこれをつくるための有識者会議にかかわっていましたが、「指針」ができてから後、学校現場にきちんと文科省、地方教育行政を通じて、これの周知徹底ができているのかどうか。

また、周知が図られたとして、その「指針」の内容に即した現場実践の再検討、修正が行われているのか。

こういったことが、私としてはとても心配なのです。

ですから、今は市民や保護者、学生・大学院生、学校現場の教職員や教育行政の職員等々、ひとりでも多くの方に「指針」の解説を軸としたこの公開講座に集まっていただいて、そこで少しでも学校事故・事件の防止と豊かな教育実践の両立に向けて考えを深めていただくこと。

そして、深まった考えをもとに、今までになかった取り組みを開始する方向に動いていただくこと。

このことを、私としては強く願っているのです。

だから、なんとしてでも、この公開講座、開催したいのです。

みなさんといっしょに、未然防止・事後対応の両面から、新しい学校事故・事件への対応のあり方を考えていきたいのです。

この場をお借りしてでの「呼びかけ」くらいしか今はできないのですが、でも、ひとりでも多くの方にこの公開講座開催の情報が伝わって、みなさんにできるだけ参加していただければと願っています。

お忙しいところ、無理なお願いばかりで申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。

<以下、くり返しになりますが、案内です>

京都精華大学公開講座レクチャー・ガーデン

「学校での事故・事件とどのように向き合うか」

(全4回、すべて金曜日夜19時~20時30分、会場は京都精華大学)

講師:住友 剛(人文学部教員)  受講料:5000円 

定員の設定はなし。参加には事前申し込みが必要。

第1回 10月28日 学校事故・事件の被害者家族・遺族とかかわって

第2回 11月25日 これからの学校事故・事件防止のあり方について -文部科学省「学校事故対応に関する指針」解説-

第3回 12月23日 学校における「指導」を問い直す -「指導死」ということば、知っていますか?-

第4回 2017年1月27日 実際の被害者家族・遺族のお話を伺う

※参加申込の方法など、詳細は下記を参照してください。

http://www.kyoto-seika.ac.jp/info/garden/2016/late/lecture_sumitomo2016/

たくさんの方の参加申込、心からお待ちしております。

なお、できるだけ早く(開催10日前までに)参加申込をしていただけると助かります(受講申し込み者数が少ないと、閉講になる場合がありますので)。

※また、下記のページが「お申込みについて」のページです。

http://www.kyoto-seika.ac.jp/info/event/garden/contact/

この「お申込みについて」のページの下のほうに、こんな記述があることにご注意ください(だから、上記のとおり「開催10日前までに」参加申込を・・・と呼びかけている次第です)。

※開催最少定員に満たない場合、開催を中止することがあります。

 講座の開講が中止となった場合、開講の10日前までにお申込みの方にご連絡します。

 その場合はご入金済の受講料を全額返金いたします。

<追記>

在学生や卒業生等、本学関係者には受講料の割引があります。その点、書き添えておきます。

上記の「お申込みについて」のページには下記のような文章があります。

私の担当する公開講座も「レクチャー・ガーデン」シリーズなので、本学関係者は1,000円になるはずです。

 1.本学の在学生、卒業生、教育後援会会員(在学生の家族)、高校生以下は半額です。

 お申し込み時に、学籍番号を(高校生以下は学校名を)ご記入ください。

※レクチャーガーデンは1講座1,000円となります。

※「谷崎文学を歩く」のみ本学在学生は無料となります。

 ただし、一般受講生を優先とし、応募者多数の場合は抽選となります。

2.セイカファンクラブ会員は10%割引です。

※こどもガーデンは割引対象外です。


 


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