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京都精華大学人文学部・住友剛のブログ。
関西圏に関することを中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(1月6日)のプリキュアの話です。

2019-01-06 10:05:16 | プリキュア話

いよいよ今年のHugっとプリキュアも、今日を含めて残り4回になりました。また、2月からは新シリーズ、スタートゥインクルプリキュアが始まることと、3月には劇場版映画が公開されること。今回の放送分からは、この2つの告知もはじまりました。ということで、今日のプリキュアへのコメントです。

まず、前半は「プリキュアたちの楽しいお正月」に、元・クライアス社の社員たちがやってくるという展開でした。はなちゃん(キュアエール)の祖母が和菓子屋を営んでいるのですが、そこに正月の餅つきの手伝いにパップル・チャラリート・ダイガンが手伝いに来るとか。あるいは、はなちゃんの家に居候しているルールーちゃん(キュアアムール)を訪ねて、父親のドクター・トラウムがやってきて、いっしょにおせち料理を食べるとか。まあ、そういう流れですね。あとは、プリキュアたちが「お泊り会」をしていっしょにすごす・・・なんていう場面もありました。

ただ、その流れのなかにも、後半への伏線がはってありました。たとえば父親のドクター・トラウムに、ルールーちゃんが「プレジデント・クライ(=クライアス社の社長)ってどういう人?」と聴いてみるとか。トラウム曰く「何にもしない人で、何かに絶望した目で世の中をずっと見ている」と。あるいは、はなちゃんが寝ているときに見た夢のなかで、プレジデント・クライが泣いている姿に出会ったとか。そして、プリキュアたちの暮らす街の展望タワーのエレベーターのなかで、プレジデント・クライが渡そうとした花束を、はなちゃんが拒否するとか。まあ、そういうエピソードが盛り込まれていたわけですね。

一方、後半はそうやって楽しいお正月を過ごしているプリキュアたちに、いよいよプレジデント・クライが総攻撃をしかけてきます。プリキュアたちの暮らす街の人すべての時間を止めてしまい(=当然ですが、はなちゃんの家族やアンリくんたちのように、プリキュアたちが大事にしてきた人々の時間も止まってしまいます)、猛オシマイダーを総動員して攻撃をしかけてくるわけですが、これは意外とあっさりとプリキュアたちによって退けられてしまいます。

ただ…。プレジデント・クライはなんと、自分自身の分身のような巨大な猛オシマイダーをつくり出した上で、はぐたんをつかまえて、その中に閉じ込めてしまいます。また、はぐたんを連れ戻そうとするキュアエールの前に、リストル&ビシンが現れます。

ちなみにリストルは「そうすることですべての悲しみや苦しみから逃れられる」という理由で、プレジデント・クライによって心を奪われています。また、リストル&ビシンは、今年のプリキュアでずっとはぐたんのお世話をしてきたハリー(普段はイケメン、本当の姿はハムスターみたい)の同郷の人物で、やはりクライアス社の社員になっています。

一応、今回のお話はここで終了。予告編を見る限り、次回はプリキュアたちがはぐたんを取り戻すために、まずはリストル・ビシンとたたかう。そこにまた、元・クライアス社の社員たちがプリキュアたちを助けるためにやってくる…という流れになっていました。どういう展開になるのか、楽しみです。

その上で、なんですが。今日はプレジデント・クライの出てくる場面を見ていて、疑問がわいてきました。これがおそらく今年のプリキュアの「なぞ」だと思います。

というのも…。プレジデント・クライは今回「未来のプリキュアの大きな悲しみ」という話をしました。具体的に言いますと…。

プリキュアたちがアスパワワをつかって人びとを笑顔にすればするほど、人びとがもっと、もっとと望む。また、その人びとが互いに争い合って、トゲパワワを増幅させていく。だったら、プリキュアは永遠に報われることはない。いっそ時間を止めて、すべてを無にしてしまえば、誰も悲しむことはない。何もしなければ、あるいは何もはじめなければ、何も悲しいことはない…。これが今回、プレジデント・クライの言いたかったことの要点です。どうやらプレジデント・クライは、相当なニヒリズムの持ち主のようです。

と同時に、プレジデント・クライの持っている書物のあるページに、クライといっしょに並んで写っている美しい女性の姿が描かれている。その女性の顔がぼやかされているのですが、それがどうやら、未来のプリキュアのようでもあるのです。なので、プレジデント・クライは「自分はプリキュアたちのことを思って、時間を止めようとしている」とも言うわけですね(ちなみに、はぐたんは「未来のプリキュア」の赤ちゃんだった姿だ…というのも、何回か前に描かれていたかと思います)。

ということで、次回以降の残り3回のプリキュアで、この未来のプリキュアとプレジデント・クライの関係がどんなふうに描かれるのか。また、プレジデント・クライの持つニヒリズムに対して、キュアエールたちがどのようなメッセージを発していくのか。そこが、とっても興味深いところですね。

ただ…。こういうお話になってくると、お子さまたちはまぁ「むずかしくて、わかんないや」とか「どうでもいいや…」って感じになるんでしょうけどね、きっと。

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