2125冊目はこの本。
冨永良喜『大災害と子どもの心』岩波ブックレット、2012年。
からだの安全・つながりの安全の確保⇒ストレスマネジメント⇒心理教育⇒生活体験の表現⇒被災体験の表現⇒避けていることへのチャレンジ。
この段階っておそらく、災害発生時の子どもへの対応だけでなく、いじめ被害などを受けた子どもへの対応にも言えることではないか、と思う。
と同時に、からだの安全やつながりの安全の確保の段階というのはまさに、被災直後に当面の生活を成り立たせるようにする段階と重なっていて、こういう部分では心理的ケア以前に生活保障のための諸支援、特にソーシャルワーク的なものが有効なのではないか・・・と思ったりもする。