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京都精華大学人文学部・住友剛のブログ。
関西圏に関することを中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(3月17日)のプリキュアの話です。

2019-03-17 09:57:27 | プリキュア話

今日も日曜日なので、いつものとおり今朝放送分のプリキュアについてコメントをしておきます。前回からの続きで、ララちゃん(キュアミルキー)の乗ってきた宇宙船の修理の話になりますが、主な見どころは4点になるでしょうか。

(1)プリキュアたち4人の特徴がAIの分析で明らかになる。

今回はプリキュアたち4人で宇宙船の修理をするところから物語が始まります。その修理方法は宇宙船のAIが指示してくれるのですが、AIはまず4人の仕事の分担を決めます。ララちゃんはマニュアルどおりに動くのが得意なので、AIの指示に従って作業をする。エレナちゃん(キュアソレイユ)は運動神経がいいし元気なので、力仕事。まどかちゃん(キュアセレーネ)はリーダータイプなので、全体に指示を出す。ただ、ひかるちゃん(キュアスター)はAIにとっても行動が予測不能なので、ひとまず掃除をする…という具合です。

一応、この分担に沿って作業をすすめるのですが、当然、3時間、4時間…と時間がたってくると、みんな疲れてきます。そこでAIからも休憩の指示が出るのですが、その休憩時間中にひかるちゃんがトゥインクルブックに絵を描きます。その絵は、宇宙船にきれいな色を塗り、飾り付けたもの。そこに、エレナちゃん・まどかちゃんも「こんなのはどうかしら?」と自分たちのアイデアを付け加えます。その作業がだんだん楽しくなるし、みんなは「こんな宇宙船をつくりたい」というのですが、AIは「無駄な作業」と言います。そこで先週同様、ひかるちゃんは「ララちゃんはどうしたい?」と。ララちゃんは「これは私のロケット」だけど、「私たちのロケットにしたい、たのしくしたい」と。ここからロケットの色塗り、飾り付け等々がはじまります。

その色塗り、飾り付けの作業の様子を見て、「不必要な作業をやっているのに、作業効率があがっている」と、AIがあらためてひかるちゃんの分析をやりなおします。そしてAIはひかるちゃんに対して「まわりを元気にする力がある」という結論を出します。

ちなみに、このあたりのAIの指示をプリキュアたちが裏切ったり、あるいはAIが予測不能な力を示したりしている部分。そして、AIの方が人びとの行動予測などを見直さなければいけない部分もあること。ここはとっても大事ですね。これから子どもたちの暮らしのなかにAIが入ってくる時代になるのでしょうが、人間(特に子どもの考えること、行動すること等々)には「どこまで行っても、AIでは決められない部分、わからない部分がある」ということを示唆している場面のように思いました。

(2)宇宙船が自分たちの居場所、秘密基地のようになる。

ひとまず修理が完了した宇宙船のなかで、プルンス(=タコみたいな足の宇宙人。妖精フワのお守りをしている)が何やらつくりはじめています。エンディングでそれが「ドーナツ製造機」ということがわかるのですが(=おそらく今後、どこかの時点で、プリキュアのドーナツが販売されるのではないかと)。

そのプルンスの様子を見て、ララちゃんが「宇宙での長旅を楽しく過ごせるように」という趣旨で、宇宙船のなかに「それぞれの部屋をつくろう」と言い始めます。プリキュアたち4人それぞれの部屋の様子も、エンディングでは明らかになります。こうやって、どうやら宇宙船が自分たちの居場所、秘密基地のようになっていくわけですね。

プリキュアたちが一応、中学生のお年頃で、親たちを中心とした「おとなからの(心理的)自立」をはたしていく時期だ…ということからしますと、この仲間とともに過ごす時空間としての居場所、おとなからは何やっているのかわからない「秘密の時空間」があるということ、そういうことがとっても大事なのだということを、この場面は示唆しているように思いました。と同時に、そのおとなからは見えない時空間で仲間とともに過ごすときにも、「自分の部屋」つまり「自分らしい何か」を大事にしなくちゃいけないよ、ということも語っているように思いました。

(3)宇宙船の修理のプロセスでプリキュアたちの結束が深まる。

さて、修理完了後の宇宙船を再び壊そうと、テンジョウたちが攻撃をしかけてきます。「そのロケット、ださい」「それで宇宙に行くの?」等々、テンジョウはまぁ、いろんなことを言うわけですが。そして多数の「コマちゃん」(ノットレイ=戦闘員)をくりだして、宇宙船を壊しにかかります。

でも、ララちゃんの「私のロケット」が、プリキュアたち4人の「私たちのロケット」になったこと。そのプロセスでプリキュアたちの結束が高まります。あっという間にコマちゃんたちは撃退され、テンジョウはどこかへ去っていきます。

(4)宇宙空間に「星空界」というエリアがある。

AIは完成した宇宙船の出発日を「あした」と決めます。そして、いよいよ完成した宇宙船で、プリキュアたちは宇宙空間へ飛び出します。すると、地球から少し離れたところで、プリキュアたちのペンダントが反応して、てんびん座のプリンセスのペンがあることを示し始めます。そのあと、妖精フワがなにかに反応して、星空界への扉が開かれます。プリキュアたちの乗った宇宙船は、その星空界の方へ飛んで行きます。

今日の物語はここで終わったのですが、どうやら今後、その星空界のいろんな星を回って、プリキュアたちがプリンセスたちのペンを集める放送回がでてくるんでしょうね。次週予告では、そんな感じになっていました。

と同時に、地球にもどって、ひかる・まどか・エレナの家族を描いたり、プリキュアたちの学校の様子を描く回があったり・・・と。そういうかたちで年末までの物語が進みそうな予感がしています。なにしろ、宇宙船で飛び出したというものの、出発前にエレナちゃんは「あした学校、大丈夫かな?」といい、ひかるちゃんが「今日のうちに戻ればいい」みたいな、そんな会話もしてましたので・・・。

ということで、今朝放送分のプリキュアへのコメント、おわりです。

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