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京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(11月21日)のプリキュアの話です。

2021-11-21 17:43:37 | プリキュア話

今日(11月21日)も日曜日。久々に家でゆっくりしていられる日なので、朝からプリキュアと仮面ライダー見て、部屋の掃除をして、昼寝や散歩をして・・・という一日でした。ということで、いつものとおり、今朝のプリキュアの話を書いておきます。

さて、今日の放送分は今年のシリーズの展開上かなり重要というのか、「そろそろ、このシリーズも終わりますよ」ということを子どもたちに暗示する回になっていますね。というのも、あとで書くように、人魚の国の厳しい「おきて」の話がでてきているからです。また、「あとまわしの魔女」の目的も今回、はじめて明らかにされます。

さて、今日の放送分は、先週の話の続きから始まります。人魚の国・グランオーシャン自体が「あとまわしの魔女」の手下たちにのっとられたこと。グランオーシャンを守っていた渦巻きが壊れて、プリキュアたちも流されてしまったこと。そして、渦に巻き込まれて、どこかに流されて眠っているプリキュアたちを、妖精のクルルンが起こしにくる。そこで目覚めたプリキュアたちが、グランオーシャンの女王をあらためて探しに行く・・・というところから、物語が始まります。

プリキュアたちが女王を探すためにグランオーシャンのなかを歩き回ると、壁中に貝殻が貼り付けてある部屋に出会います。その貝殻をさわると、どうやら過去の人魚たちが人間の世界に出入りしていた記憶が浮かび上がってきます。そのなかでひときわ大きな貝殻に触れると、伝説のプリキュアが人魚と共に誰かとたたかっている場面がでてきました。そして人魚のローラは、ある貝殻に触れます。それに触れたことで、ローラはなにかに気付くのですが、他のプリキュアたちには「なんでもない。まずは女王様を助けないと」と伝えます。

その後、プリキュアたちはグランオーシャンの女王に出会います。女王は、グランオーシャンにある海のリングが奪われたこと。「あとまわしの魔女」が「愚者のひつぎ」の力を解放し、不老不死の力を手に入れ、「永遠のあとまわし」を目指していること。その「愚者のひつぎ」の力を解放するためには、人びとのやる気パワーを集めて、そのパワーでひつぎをいっぱいにする必要があること。このことを女王はプリキュアたちとローラに語ります。

その頃「あとまわしの魔女」の館では、エルダが「永遠のあとまわし」ができたら「ずっと子どもで居られる」とか、ヌメリ―も「医者として治療をしなくていい」とか、チョンギーレも「料理人の仕事しなくていい」と言っています。他方でエルダは「不老不死ってほんとうにあるの? バトラーはなにか隠していないか?」と思っています。そのバトラーは「生き物からつくったヤラネーダは、海のリングでないと倒せない」と語ります。

一方、女王に対してまなつ(キュアサマー)は、「不老不死の力って本当にあるの?」と聴きます。女王は「いま、私が語れることは、これがすべて。不老不死の力は、まだ誰も解放していない」と答えます。するとローラは、「女王様は、まだ私たちに話していないことがある」と言います。そこで女王は、「気づいてしまったのですね」といいます。

実は、ローラが貝殻の部屋で触った貝は、ローラ自身の忘れていた記憶の貝殻。それも、ローラが幼い頃に、まなつの住んでいる南乃島に行き、まなつと会って、島の花であそんだ記憶でした。それを聞いて、まなつが「トロピカる」ということばで、幼いローラに「幸せな気分」をそのときに語ったこと。また、まなつは「島の外からあそびに来た子だと思っていて、次の日に島の花でかんむりをつくろうとした」こと。でも「次の日からその子と会えなくなったから、お父さんと話し合って、今度から誰かに会ったときは最初に名前を聞いて、そのときに一番大事だと思うことをやろうと思うことにした」こと。こんなことを、まなつはローラに伝えます。

でも、ローラは「そんな記憶、自分にはない。なぜ?」と女王に聞きます。すると女王は「人魚の国のおきて」として、「人間とはまず、交わってはならない」こと。「もしも人間と交わったら、その記憶は消えてしまう」ということ。そしてローラについても、いま「あとまわしの魔女」をプリキュアたちといっしょに倒して、すべてが解決してグランオーシャンに戻ったら、プリキュアたちとの記憶も消えてしまうこと。このことを語ります。「みんなのこと忘れたくない!」「そんなの嫌だ!」と、ローラも、プリキュアたちも思ったとき、街でヤラネーダが暴れていることを知ります。プリキュアたちは「みんなのやる気を守る」ために、街に戻ります。

街に戻ると、バトラーが生きているタコからつくったヤラネーダで、人びとのやる気パワーを集めていました。それを見て、プリキュアたちは変身してたたかうのですが、タコの吐き出す墨で真っ暗にされて、苦戦します。「海のリングなしには倒せない」というバトラーに対して、プリキュアたちとローラは「ゼッタイに負けない。みんなのやる気を守る!」と強い気持ちで願います。

すると「あとまわしの魔女」の館にあるはずの海のリングが反応し、プリキュアたちのところへ届きます。そのとき、伝説のプリキュアから「あとは頼みましたよ」というメッセージも併せて届きます。そこでプリキュアたちはこの海のリング=マリンハートフルリングを使って、エクセレント・トロピカルスタイルにさらにバージョンアップ。マリンビートダイナミックという新しい技を出して、バトラーとヤラネーダを追い払います。

この伝説のプリキュアは、グランオーシャンの女王のところに行き、「まだやりのこしたことがある。魔女の心に働きかけること」と言い残して、去って行きます。一方、プリキュアたちは「伝説のプリキュアに助けられた」と思いつつも、「これからどうなる…」(サンゴ=キュアコーラル)と心配します。でも、まなるは「それでも自分たちは、いま一番大切なことをするだけ」と答えます。

そして夜、ローラがひとり、水族館のプールで泳いでいるときに、「あのとき、渡せなかったから」といって、まなつは島の花でつくったかんむりをローラにプレゼントします。ローラは「このことも、また忘れてしまうのかな・・・」と不安になりますが、まなつは「そんなことはない。忘れても、私たちが思い出させる。だから、大丈夫」と答えます。そこで、今回の放送分はおわりです。

まあ、こんな感じで・・・。今日は今年のプリキュアの物語の核心部分、つまり「あとまわしの魔女」とその手下たちがなにを目指しているのかが語られます。また、「人魚の国のおきて」というかたちで、プリキュアの仲間になった人魚のローラ(=キュアラメールでもありますが)と、まなつたち他のプリキュアたちが、いつかは別れなければならないということが暗示されます。いよいよ、今年のプリキュアの物語も終盤に近付きました。

ちなみに次回は、中3生のプリキュア・あすか先輩(=キュアフラミンゴ)の卒業後の進路の話で、進路に迷いのあるあすかと、あすかといろいろと複雑な関係のある生徒会長のテニスでの勝負が中心になるようですね。ということで、今回のプリキュアの話、終了です。


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