できることを、できる人が、できるかたちで

京都精華大学教員・住友剛のブログ。
関西圏中心に、教育や子ども・若者に関する情報発信を主に行います。

今日(4月5日)のプリキュアの話です。

2020-04-05 09:49:58 | プリキュア話

今日も日曜日です。いつもどおり早起きして、朝から今日放送分のプリキュアと仮面ライダーを続けてみてました。さっそく、今日のプリキュアについてコメントを書いておきます。

前にも書いたとおり、ここ数回のプリキュアは、3人のプリキュアそれぞれのキャラクターをていねいに描いたり、仲間関係の深まりを描いたりしていますね。今回の放送分もその延長線上で、今回はのどか=キュアグレースを中心にストーリーを組み立てています。

ただ「仲間関係の深まり」という点では、今回放送分から少し変化がでてきました。どうも今回、次回の放送分あたりで、3人の合体技が登場するかもしれないな・・・という、そんな予感がしてきました。この予感、外れているかもしれませんが・・・。でも、次週予告のタイトルが「力を一つに、ミラクルヒーリング」だったので、次回も今回同様、なんらかのかたちで3人の力をひとつにすることが求められる展開になりそうです。

さて、その今回放送分なのですが、プリキュアたちの通う中学校の校外学習が舞台になっています。隣町のガラスの美術館まで出かけて、午前中はガラス工芸の作品の鑑賞、午後は体験学習をするとのこと。ちなみに、のどか=キュアグレースは、普段車での移動ばかりなので、電車でどこかに出かけるのは初めての体験だということ。そういう子どもは最近、多いのではないかと思います。

それで朝、最寄駅にプリキュアたちも集まるのですが・・・。そのときに改札口で財布を落としたおばあさんがいて、小銭が散らばったのを、のどか=キュアグレースが拾おうとします。お金を拾うのに夢中になって、自転車が接近するのに気づかないのを、ちゆ=キュアフォンテーヌがさりげなくフォローしたり、あるいは、どうしても見つけられなかったおばあさんのお守りを、ひなた=キュアスパークルが見つけたりします。このときに、ちゆから「大事なことに一生懸命になると、周りが見えなくなる」と、のどかは言われていたように思います。このことが、今回の物語後半にもつながってきます。

そのガラス美術館での展示ですが、プリキュアたちは作者に出会って直接話を聴きます。中学生くらいからガラスで何かつくりたくなって、フランスに留学してから、本格的に自分の表現したいものをつくろうと思ったこと、等々。そこへ、子犬のラテ(=ヒーリングアニマル)と3人の妖精さんたちもやってきます。本来ラテたちは校外学習に「来てはいけない」と言われていたのですが、「何かあったときにすぐに知らせられるから」という理由で、こっそりやってきた次第です。

そんな美術館へ、メガビョーゲンとグアイワルがあらわれます。プリキュアたちは変身してすぐにたたかいはじめるのですが、子犬のラテが「別のところにもメガビョーゲンがいる」と伝えます。川沿いにはシンドイーネが連れてきたメガビョーゲンが、黄色いタンポポの花のところにはダルイゼンの連れてきたメガビョーゲンがいます。タンポポの花のところにはキュアフォンテーヌ、川沿いにはキュアスパークル、美術館にはキュアグレースと、それぞれ分かれて最初はたたかいます。

しかし、メガビョーゲンがそれぞれ強くて、個々のプリキュアだけではたおせません。それどころか、時間がたつにつれてメガビョーゲンは強くなる。そこで妖精のラビリンが「3人で力をあわせよう。まずは1体ずつメガビョーゲンを消して行こう。現れたのが遅いメガビョーゲンのほうが弱い」と言って、川沿いのメガビョーゲンの方に行くことを提案するのですが・・・。ここでキュアグレースは「嫌だ。美術館を離れたくない。作品を絶対に守りたい」と言います。このあたりで、先ほどの「大事なことに一生懸命になると、周りが見えなくなる」というのどか=キュアグレースの課題が、再び現れるわけですね。

ただ、この場は美術館にもどってきたキュアフォンテーヌ・キュアスパークルの援護で、なんとか切り抜けます。美術館のメガビョーゲンは結局、キュアフォンテーヌが氷のエレメントで固めて浄化し、光のエレメントを救い出して、その力を3人のプリキュアは得ます。

残る2体のメガビョーゲンを倒すのが次回に持ち越しになるわけですが…。ただエンディングの場面で、キュアグレースはラビリンに謝ります。「ちゃんとまわりを見て考えないと。目の前のことだけ考えていたんじゃだめだ。まちがえそうになったら、言ってほしい」と。その様子を見て、キュアフォンテーヌが「反省会は終わった? じゃあ切り替えて、お手当に行こう」と声をかける。そんなかたちで今回の放送分はおわりました。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近読んだ本をまとめて紹介(3055冊目~3072冊目)

2020-04-05 08:28:43 | 本と雑誌

最近読んだ本がかなりたまってきたので、またまたここで紹介しておきます。

やはり新型コロナの感染拡大防止で家に居る時間が長くなっているせいか、感染症やウイルス関連の本も含めて、いろんな本を読みますね。この間、読書量だけは豊かになっている感じがします。

3055冊目:北村厚『教養のためのグローバル・ヒストリー 大人のための世界史入門』ミネルヴァ書房、2018年

3056冊目:岡田晴恵・田代眞人『感染爆発にそなえる 新型インフルエンザと新型コロナ』岩波書店、2013年

3057冊目:高田礼人『ウイルスは悪者か お侍先生のウイルス学講義』亜紀書房、2018年

3058冊目:本庄豊『戦争孤児 「駅の子」たちの思い』新日本出版社、2016年

3059冊目:山室信一編『人文学宣言』ナカニシヤ出版、2019年

3060冊目:岡檀『生き心地の良い町 この自殺率の低さには理由がある』講談社、2013年

3061冊目:辻田真佐憲『古関裕而の昭和史 国民を背負った作曲家』文春新書、2020年

3062冊目:山本太郎『感染症と文明―共生への道』岩波新書、2011年

3063冊目:飯倉章・山室信一・小野塚知二・柴山桂太ほか『世界史としての第一次世界大戦』宝島社新書、2020年

3064冊目:福岡伸一『生物と無生物のあいだ』講談社現代新書、2007年

3065冊目:岸見一郎『人生は苦である、でも死んではいけない』講談社現代新書、2020年

3066冊目:田村秀『データ・リテラシーの鍛え方 “思い込み”で社会が歪む』イースト新書、2019年

3067冊目:塚崎朝子『患者になった名医たちの選択』朝日新書、2020年

3068冊目:マルクス・ガブリエル(大野和基訳)『世界史の針が巻き戻るとき 「新しい実在論」は世界をどう見ているか』PHP新書、2020年

3069冊目:大木毅『戦車将軍グデーリアン 「電撃戦」を演出した男』角川新書、2020年

3070冊目:加藤徹・林振江『日中戦後外交秘史 1954年の奇跡』新潮新書、2020年

3071冊目:岩田健太郎『「リスク」の食べ方―食の安全・安心を考える』ちくま新書、2012年

3072冊目:岩田健太郎『99.9%が誤用の抗生物質 医者も知らないホントの話』光文社新書、2013年


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする