麗しの青林檎 -Marine & Silk-

AN OLD & A NEW MAC A NEW LEGEND ~だって俺、MACだもん~

エルゴソフトがパッケージソフトから撤退

2008年01月29日 | NEWS!
 それでもMacかよ?!さんの腐りかけの林檎達BBSにて知りました。エルゴソフトがパッケージソフト事業を終了、すなわち「egword」及び「egbrigde」が販売終了ということのようです。


エルゴソフト
パッケージソフト事業終了のお知らせ


 確かに普段の文章入力にはOSXのことえりでそれほど深刻な不便を感じませんし元々ワープロソフトは使わないので、私にとって「egword」も「egbrigde」も要らないと言えば要らないソフトでした。しかし、「egword」はともかく「egbrigde」は実は前からちょっと気になるソフトだったのです。私がWindowsからMacへスイッチした時期、「Mac Fan」誌(04年12月号)で「ことえり・ATOK・egbrigde」3IMの比較特集が掲載されておりまして、それを読んでegbrigdeの「スマート・インライン変換」というものに非常に興味が沸きました。これは便利そうだ!と。

 とは言えやはり私には「要らないっちゃあ要らない」ものですので結局今日まで購入には至りませんでしたが、ずっと気になるアイテムでした。ほら、別に冷静に考えると要らないんだけどやたら欲しくなるものってあるじゃないですか、世界最速のサイコロとか、やたら高い箸だの傘だの。私にとってのegbrigdeは(失礼な言い方かもしれませんが)まさにそんな感じの存在でした。それが無くなる、という事実がまず一つ感慨深い(親会社コーエープレリリース(PDF)を見ると奇しくも創業が1月27日で事業終了発表とほぼ同月日、というのもなんだか切なさを感じます)。

 もう一つは、いよいよパッケージソフトというものが市場から無くなりつつあるなぁという感慨です。このブログでよく話題を取り上げさせて頂いている muta's mac scribbling のmutaさんも日頃から「アプリケーションのパッケージを数万円で売るというビジネスモデルは(今後)成立しなくなる」と言っておられますし、ワープロソフトだの表計算ソフトだのという以前にOSそのものも今後どんどんクロスプラットフォーム化していく傾向にありそうです。また(話はちょっとずれますが、「パッケージ」という単語に絡めて言えば)音楽や映画は今後ますますダウンロード販売(あるいはレンタル)が主流になって行き、パッケージ製品(ここでは「箱入り製品」とほとんど同義です)というものは姿を消して行くでしょう。更に話が飛躍しますが、MacBook Airでは光学ドライブそのものが無くなりました。このうちパッケージ(箱)が無くなるということについては資源の節約や(焼却ゴミが減ることでの)温暖化対策ということもありますので特にこの傾向は加速すると思いますが、なんて言うんでしょうかね、家電ショップやレコード店の売り場の一角がどんどん小さくなって(売るものが無くなって)行きそうだなとかそういうことをつらつら考えると、時代は変わっていってるなーとか、子供の頃になんとなくイメージした「21世紀」の世界になっていってるんだなぁとか、ワクワクと同時に一抹の寂しさを感じちゃったりするんですよねぇ…。



(突っ込まれると思うので先に書いておきますが、一企業のパッケージソフト販売撤退と、世の中の製品が箱無しになっていくことと、OSのクロスプラットフォーム化と、ハードの光学ドライブ非搭載化とどこに密接な関係があるんだ、無理矢理話をこじつけて広げるなと言われればその通りです。ただこう、なんとなぁ~くこういった動向に大きなうねりや繋がりを感じてしまうのですよ。知識も文章力も無いのでイマイチ上手く表現出来ないのですけれども)

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