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晴嵐改の生存確認ブログ

ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず

最近読んだ本

2007年03月07日 | 読書
ハイペリオン(上・下)/ダン・シモンズ
ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)ハイペリオン〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

ぶっちゃけ「涼宮ハルヒの憂鬱」の影響で読み始めたんですが、かなり読み応えのある小説でした。SF的なガジェットが満載なので、この長編を読み進めていけるか、挫折するかによって、SF適性が判定できるような気がします。
でも、このボリュームで四部作の一作目に過ぎないんですよね。一応「ハイペリオンの没落」は買ってあるので、頑張って続きを読みたいと思います。

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星を継ぐもの/ジェイムズ・P・ホーガン
星を継ぐもの

「ふしぎの海のナディア」の最終話サブタイトルの元ネタ――って、何を今更って感じですが(^^;
何というか、大風呂敷の広げ方と畳み方が凄いな、と。
SF的な楽しみもあり、ミステリー的な楽しみもあり、ちょいと時代を感じる部分もありはしますが、面白い小説です。

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ターミナル・エクスペリメント/ロバート・J・ソウヤー
ターミナル・エクスペリメント (ハヤカワSF)

一応、SFとしてカテゴライズされているんでしょうが(ハヤカワ文庫から出てますし)、あまりSF臭さは感じなくて、むしろ人間ドラマの方が表に出てきているような印象を受けました。もしかしたら、それは時代設定のせいもあるのかもしれませんね。
読み終えた後で、ちょっと「アンドロメディア」を思い出したりしてしまいました。

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スタープレックス/ロバート・J・ソウヤー
スタープレックス (ハヤカワ文庫SF)

これって、スタートレックちっくなの? 私はスタートレックをよく知らないので判らないのですが。
同じ作者だからなのか、「ターミナル・エクスペリメント」にも通じるテーマを内包していますが、作品の構造としては「星を継ぐもの」とよく似てますね。もっとも「星を継ぐもの」が太陽系レベルでの話だったのに比べ、こちらは全宇宙レベルでの話なので、スケール感が桁違いにアップしていますが。
しかし、ホーガンにしろ、ソウヤーにしろ、その発想力には脱帽の一語です。


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