夜長姫と耳男

忌野清志郎を愛し、路上生活者支援NPO・TENOHASIの事務局長Sの日記

Good Night Sleep Tight

2008年11月27日 | Weblog
いくつになっても仕事の悩みはつきないもんだ。
いい年こいても繰り返す失敗や、
頭にくる同僚や上司や・・・

あんまり頭に来た晩、チモールに行った。開店時間30分後に行ったのにマスターは遅刻でまだ真っ暗。相変わらずだ。

 ようやく来たマスター相手に飲みながら、愚痴る。
 でもいつまでも愚痴っていてもつまらないので、最近入ったという、2000年・新宿クラブハイツのキャバレーライブの映像を見せてもらう。このライブ、確か2回あって2回とも行ったなあ。キャバレーのボックス席に座りながら聞くというおもしろいライブで、清志郎なのにスタンディング禁止なんだ。
 このころはラフィータフィー。当時はあんまりよく思わなかったのだが、今聞くと実にいいなあ。
 そのライブのあと、初めて握手会を体験した。でもそのとき僕には清志郎が新人歌手みたいに握手会をするなんて抵抗があった。・・・・あのころはだんだん売れなくなってきていてクリスマスの武道館もなくなったし・・・ でもそれを逆手にとるみたいに「マジカデミルスターツアー」で小さなライブハウス巡りを始めるなんて、そこが清志郎のすごいところだと思う・・・そんなことをぼそぼそしゃべっていたら、マスターが「清志郎は新しいことにしか興味がないみたいですよ」と教えてくれた。え、それどういうこと? 「2・3’sの時は、初めてバンドを組んだときのあの気分を再現したくて若手ばっかり集めたそうです。このラフィータフィーは、スリーピースでどんなことが出来るか試そうとしたそうで・・・」(うら覚えです。違ったらごめん)
 そうか、清志郎は大スターのプライドとかそういうことをしたら周りがどう思うかとか、そんなくだらないことはどうでもよくて、「いま自分がやりたこと」だけを追いかけているんのか。
 だからあんな大胆なことを次から次に出来たんだ。
 だからデビュー30周年の記念ライブ”RESPECT”でもRCメドレーを期待する1万人の観客の前で、新曲しかやらないという離れ業ができたんだ。
 年齢や実績にとらわれている自分が馬鹿みたい。

暗雲が切れて光が差してきたような気分で店をあとにした。

行きつけにすべきはこんなマスターのいるバーである。

清志郎がMG’Sのライブに飛び入りして歌ったことを記念して
明日でも祝杯を挙げに行こうか。

タイトルはラフィータフィーのアルバム”秋の十字架”最後の曲。
これもライブ映像で見るとすごくいいです。
コメント (3)
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