院長のひとりごと

私、竹村院長が食べ物から健康まで基本的にノンジャンルでかきつづります。

山芋 長いも 大和芋 とろろいも。

2006年10月26日 07時07分52秒 | 
山芋、長いも、銀杏芋、ヤマノイモ、とろろいも・・これらの違いについて

ご存知だろうか。

院長です。

おはようございます。


院長は山芋を料理に使うことが滅多に無いので、

詳しい分類などよくわかりませんでした。

しかし、今回のレシピを作る際に

「はて?長いも?山芋とはちがうのか?とろろいものことじゃないのか?」と

疑問に思ったので、ちょっくら調べてみました。


なるほど~!よくわかりましたので、ここで説明します。


まずは、とろろいも、銀杏芋、大和芋は実は全部同じもので、

地域によって呼び名が違うだけだそうです。

扇のような形をしたこの芋は一般には銀杏(いちょうと読む)芋で、

関東では大和芋と呼ばれます。

で、この銀杏芋がなかなかいい粘りを出すので、通称としてとろろいもと呼ばれてます。



なるほど。


で、長いもというのは文字通り長いいもで、もっともポピュラーなものです。

値段もお求め安く、使い勝手がいいので人気がありますが、銀杏芋のような

粘りが無いので、とろろとして使うのはイマイチなんですって。


しかしここからがちと、ややこしい。


銀杏芋も分類としては山芋科の長いもの類に入るのです。


山芋というのは長いも、自然薯、ダイジョ(マニアック)を合わせた総称で、

大きくいうと長いもも銀杏芋も長いもなんです。


図で書くのが一番分かりやすいですね。




で、(1)の自然薯も「ジネンジョ」という芋があるわけではなく、

山に自生する野生芋を総称して自然薯と呼びます。


市場に流通することはほとんど無く、希少とされますが、

あじわい、粘り等全てが一級なんだそうです。



しかし、資料によっては(3)の長いもを「ヤマイモ」と総称し、

(1)の自然薯を「ヤマノイモ」と分類しているものもあり、

ややこしいことこの上ない。



芋について調べていると、土地柄や歴史と密接に関係があり、実は深いです。

で、今回改めてわかったんですけど・・・院長・・・



分類大好き!



まぁこれは趣味の話なので、普通は

「煮物用は長いも。とろろ用は、平べったい形の大和芋」

とだけ覚えておけばいいと思います。



さて今回のお話を踏まえてのレシピは「長いもと豚バラ肉のカレー醤油煮」です。




                     (作り方)


1) 長いも2/3本を皮を剥いて幅1センチの輪切りにしてフライパンで炒める。

   焦げ目が付くまで炒める。


2) 炒まったら豚バラスライスを200グラム加え、色が変わるまで炒めたら    

   だし汁(ほんだしで上等)を300cc加え、煮立ったらアクをとる。


3) 酒、砂糖、醤油を各オオサジ1づつ加え、中火で5分煮込んだら、

   カレー粉を小さじ2入れて1パックのしめじを入れて、

   2分ほど煮込んで完成。



万ネギを散らすのはいろどりの定番です。 

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2 コメント

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マニアック (keiji)
2006-10-26 23:17:31
分類の話なんてしたら、食いついてくるのは俺くらいですよ!





ウチの田舎で、近所の人が

「山で自然薯作っらんだ」なんて言ってましたが、栽培してるってことは、自然薯とは言わないんですかね?

どーでもいいですかね?
やはり (院長)
2006-10-27 07:58:18
keiji>芋の分類なんて、keijiくらいしか食いつかないか・・・



院長は分類で長いもの位置なんかがわかると「っへーー!」なんて興奮するんだけど





一般的にはあまり食いつきがよくないね。



近所の人のは正確には自然薯とはいわないのかもね。



でも、自生して生えていた山芋を上手く栽培で増やしていたなら分類上は自然薯じゃなくてもモノは自然薯だよね・・



そういう場合は分類上は・・・なんか興奮してきた!

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