カマクラにも竹藪はある。
今の季節、
散歩の折にひょっとして
藪に顔をだした竹の子に出くわすことがある。
私は立ち止まって
しばし見とれる。
なんという勢い。
生命力。
この世に出たばかりの竹の子、
その、みずみずしさに見ほれる。
この赤ん坊のような竹の子も、
一週間もすると見上げるほどに伸びるのだ。
詩人・萩原朔太郎にこんな詩がある。
題は「竹」
「かたき地面に竹は生え
地上にするどく竹が生え
まっしぐらに竹が生え
凍れる節節りんりんと
青空のもとに竹がはえ
竹、竹、竹が生え」
萩原朔太郎は今から100年も前の詩人。
竹の子の成長にハッとさせられるのは
昔の人も現代人も同じ。
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